アジアカップのラウンド16が現地１月30日に行なわれ、サウジアラビアと韓国が対戦。韓国が１－１で突入したPK戦を４－２で制し、８強入りを果たした。

　ベスト16屈指の好カード。注目の一戦は、立ち上がりから中盤での激しい攻防戦となる。

　両チームのファーストシュートはサウジアラビア。15分、テンポの良い繋ぎでビルドアップすると、右サイドからの横パスにアブドゥラ・アル・ハイバリーが反応。右足で放ったミドルはクロスバーの上に大きく外れる。

　韓国も速攻からチャンスを創出。20分に左サイドからソン・フンミンが鋭くカットインするも、DFの激しいマークに苦戦し、シュートまでいけず。

　その６分後には、ロングボールを前線で収めたソン・フンミンが、相手をかわして右足を振り抜く。グラウンダーのシュートはGKの正面に。守備時には最終ラインに５枚を並べる相手の強固な守備陣形を崩し切れない。

　サウジアラビアは29分にカウンターを発動。ペナルティエリア右からのサレー・アル・シェフリのシュートは枠を捉えられず。

　41分、左CKから立て続けに放った２本のヘディングシュートは、ともにクロスバーに直撃。最後はそのはね返りにサレム・アル・ドサリが頭で合わせるが、これもゴール右に外れた。
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　後半開始直後の46分にサウジアラビアがついに試合を動かす。後半頭から途中出場したアブドゥラ・ラディフが、アル・ドサリとの連係で抜け出し、GKとの１対１を冷静に制して先制ゴールを挙げる。

　反撃に出たい韓国は、その後も攻勢を強め、アタッキングサードでパスを回して相手を揺さぶりながら隙をうかがう。しかし、サウジアラビアのコンパクトな守備を前にラストパスが繋がらず。

　終盤にも猛攻を仕掛けると終了間際の90＋９分、右サイドからのアーリークロスに、ファーサイドのソル・ヨンウがヘディングで折り返すと、これを途中出場のチョ・ギュソンが頭で合わせて劇的な同点弾を挙げる。

　１－１で突入した延長戦では、お互いに決定機をモノにできずPK戦へ。これを韓国が４－２で制した。韓国は、現地２月２日に準々決勝でオーストラリアと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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