カタールで開催されているアジアカップは現地１月18日、グループBの第２節を開催。シリア対オーストラリアは、１－０で後者が勝利した。

　グループステージ初戦で、シリアはウズベキスタンと０－０で引き分け、オーストラリアはインドに２－０で勝利。今大会初勝利を目ざす前者と、連勝を狙う後者の対戦は、開始直後からオーストラリアがボール保持で上回り、相手を押し込む展開に持ち込んだ。

　ただ、最初に得点機を迎えたのはシリアだった。５分、アブドゥル・ラーマン・ヴァイスのロングボールを受けたイブラヒム・へサルがボックス内でつなぎ、パブロ・サブバックが左足を振ったが、シュートは惜しくもポストに弾かれた。

　その後も、オーストラリアが主導権を握る展開に。ジョーダン・ボスのサイド突破などを起点にチャンスを作るが、ゴール前で粘り強く守る相手を前に、なかなか決定機を作れない。

　対するシリアは、縦に速い攻撃でチャンスをうかがう。39分にペナルティエリア内でフリーになったアンマール・ラマダンが右足を振り、44分にはサブバックがミドルを放つが、ともに枠を捉えられない。前半は、スコアレスで終わった。
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　迎えた後半も、オーストラリアのペースで試合が進む。そのなかで59分、ついに先制点をゲット。マーティン・ボイルのドリブル突破は相手守備陣に阻まれたが、そのこぼれ球に反応したジャクソン・アーバインが収めると、見事なターンで相手を翻弄し、最後は右足で技ありのゴールを決めた。

　追いつきたいシリアは、68分にモアヤド・アシャンが強烈なミドルシュートを放つが、相手GKに阻まれる。以降もオープンな展開になり、互いにチャンスを作るが、両者ともにスコアを動かせない。

　最後までゴールを割らせなかったオーストラリアが、１－０で勝利。２連勝でグループ２位以内が確定し、決勝トーナメント進出が決定した。敗れたシリアは、１分１敗となった。

　グループBの最終節は、現地23日に行なわれる。オーストラリアはウズベキスタンと、シリアはインドと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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