現地時間９月12日、トルコ代表はベルギーで行なわれた国際親善試合で日本代表と対戦し、２－４で敗れた。

　トルコは、15分に伊藤敦樹のミドルで先制を許すと、28分には中村敬斗のゴールで追加点を献上。その８分後にも、中村敬にこの日２点目を決められて３点のビハインドを負った。その後、２点を返して１点差に詰め寄るも、78分にPKを伊東純也に沈められた。

　トルコメディア『LIGA Blatt』は、日本に大量４失点で敗れた母国の代表を厳しく批判している。

「日本に１－４で敗れたドイツ代表を彷彿とさせる試合だった。日本はボールに対して積極的にプレーし、速いウインガーに主な攻撃の仕事を任せたが、トルコはドイツと同様に絶望的に圧倒されたように見えた」
【PHOTO】中村敬、伊東ら攻撃陣が得点しトルコを撃破！９月シリーズを連勝で締めくくる！｜日本４－２トルコ

　また、日本戦で浮き彫りとなったトルコの課題についても指摘している。

「この試合でいくつかの問題が改めて明らかになった。代表チームは、ディフェンスが非常に脆弱である。素早い攻撃に守備が追いつかないことが多い。サリフ・エズジャンとイスマイル・ユクセキの２人は非常に調子が悪く、それぞれの所属クラブであるドルトムントとフェネルバフチェではスタメンではないため、試合勘が乏しい。

　攻撃の中心人物であるベルトゥー・ユルドゥルムも問題を抱えている。アルメニア戦と日本戦の２試合で２ゴールを決めたが、味方にスペースを与えるのに必要な経験も不足している。これらの弱点はシュテファン・クンツ監督のもとで明確になったが、別の指揮官が来て、良くなるかというのは難しい。監督の交代は新たな刺激をもたらす可能性があるが、重要なポジションの選手の質が不足しているという事実は変わらない」

　ファンからはクンツ監督の解任を要求する声が大きくなっているが、トルコは指揮官交代に踏み切るのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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