■アレクサンドル・ココーリン
・24歳／FW／ロシア代表
・ディナモ・モスクワ→ゼニト（完全移籍）
・移籍金：不明
　独力でも連携でも違いを作れるロシア代表のエース。今冬はプレミアリーグ勢に人気で、とりわけアーセナルは合意報道も流れていたが、急転直下でロシア王者へ。ゼニトにとってはベスト８を狙うCL（ベスト16の相手はベンフィカ）に向けて大きな補強となった。ココーリンにとっても、自身初となるCL本選の舞台は大きなモチベーションになるだろう。なお、ゼニトは併せて同じくディナモ・モスクワからDFユーリ・ジルコフ（ロシア代表／32歳）の獲得も発表している。
 


■マリオ・スアレス
・28歳／MF／スペイン代表
・フィオレンティーナ→ワトフォード（完全移籍）
・移籍金：400万ポンド（約６億8000万円）
　昨夏にアトレティコ・マドリーからフィオレンティーナに完全移籍し、中盤のキーマンになると期待された。しかし、パウロ・ソウザ新監督がミラン・バデリやマティアス・ベシーノをボランチで重用したため、思ったような出場機会を得られず。アトレティコ時代に師事したキケ・フローレス監督のラブコールに応え、わずか半年でワトフォードに完全移籍した。入団会見では「ワトフォードに来られて本当に興奮している。キケとかなり話し合ったからクラブのことも理解しているよ。チームとファンのために全力を尽くしたい」とコメントしている。
 


■ワフビ・カズリ
・24歳／MF／チュニジア代表
・ボルドー→サンダーランド（完全移籍）
・移籍金：900万ポンド（約15億3000万円）
　ゴールもアシストも期待できるテクニシャンで、今冬はセルタ、レアル・ソシエダ、サウサンプトン、アストン・ビラなどが狙う隠れた人気銘柄に。結局はここまで21試合で28得点と攻撃力不足に悩むサンダーランドが釣り上げた。これでヤン・キルヒホフ（←バイエルン）、ラミーヌ・コネ（←ロリアン）、ダメ・エヌドイエ（←トラブゾンスポル）に続く４人目の即戦力を獲得したサンダーランドは、降格ゾーンを抜け出せるのか。
 


■マット・ミアガ
・20歳／DF／アメリカ代表
・NYレッドブルズ→チェルシー（完全移籍）
・移籍金：350万ポンド（約６億円）
　リバプール、マンチェスター・U、マンチェスター・Cなどプレミアリーグ勢との争奪戦をチェルシーが制した。193センチの長身を利した空中戦に持ち味があるCBで、昨年11月にA代表デビューを飾った逸材だ。新天地では今冬にブレーメンに放出すたパピ・ジロボジに代わるバックアッパーからまずはスタートか。ちなみに、アメリカ挑戦を続ける木村光佑（現ラージョOKC）はツイッター上で「元チームメイトであり、元チームメイトでルームメイトであり、元自主練仲間であり、親友であり弟の様なマットがあのチェルシーと契約しました。応援してあげてください！」とつぶやいている。

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