中国の女子代表選手が、物議を醸した投稿を謝罪した。

　中国のポータルサイト『捜狐』などによれば、デンマークのHBコーゲに所属するジャオ・ユージエは先日、微博（中国版X）で、オーストラリア代表サム・カーやイングランド代表ローレン・ジェームズなど、世界のスター選手の“体重”を投稿。「これらの選手たちは、我が国の代表チームの基準を満たしておらず、真っ先に選外になるだろう」と綴った。

　先の女子ワールドカップのメンバーには入れなかった24歳のMFが、中国代表の選考には「体重制限がある」と示唆したのだ。

　この書き込みは、中国で小さくない反響を呼び、賛否両論が巻き起こった。ただ、批判的な意見のほうが多かったようだ。ジャオ・ユージエは謝罪の投稿をしている。

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「まず、私の何気ない微博が中国女子代表に多大な悪影響と不必要な世論をもたらしたことについて、中国女子サッカーファミリーの一員として心からお詫び申し上げます。今後はプロの倫理と言動を遵守します」

　そう切り出すと、「これらのワールドクラスの選手やチームに本当に衝撃を受けました。若くに大怪我をしていても、比較的“荒い”技術的な動きであっても、普通の大学生選手であっても、あるいは太って見える身体であっても、チーム内での彼らのゲーム能力、コントロール、そしてリーダーシップには、私はとても衝撃を受け、羨ましいと思っています」と続けている。

「それはスポーツにおいて、ひとりの選手が他の選手に対して抱く最も純粋な賞賛です。でも、ごめんなさい。最初から自分の意図を表現できなかったのは、おそらくその瞬間、私の心の中にこれほど多くの複雑な感情や考えがあると知らなかったからです。皮肉たっぷりの口調で表現してしまい悔やまれます。このため、多くのメディアによって誤解され、誤って解釈されてきました。ここ数日間、私と論争を起こしたファンとメディアに謝罪したいと思います」

　本人も、ここまで大事になるとは思っていなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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