プレミアリーグの開幕戦で激突した両者は、移籍市場でも争奪戦を繰り広げている。

　リバプールは１億1000万ポンド（約207億円）のオファーで、ブライトンのモイセス・カイセド獲得に寸前まで迫りながら、最終的には拒否されてしまった。

　カイセド本人は以前から個人合意していたチェルシーへの移籍を希望し、クラブ側も１億1500万ポンド（約216億円）をブライトンに提示したという。間もなく移籍が決まると、イギリス紙『Daily Mail』が伝えている。
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　さらにサウサンプトンのロメオ・ラビアも、２クラブで争っているようだ。

　８月14日のイギリス紙『The Guardian』によれば、リバプールは以前からベルギー代表MFの獲得へ複数回オファーしていたものの、すべてサウサンプトンの希望額5000万ポンド（約94億円）以下のため、拒否されていた。

　そんななかで、リバプールは6000万ポンド（約113億円）を提示し、クラブ間で合意したようだ。同紙は金額を大きく引き上げた理由として、チェルシーが5500万ポンド（約103億円）を提示していたからだと報じている。

　カイセド獲得が近づくチェルシーだが、さらに中盤の層を厚くしたいと考えており、ラビアにも触手を伸ばしていたようだ。それでも、より高額な移籍金を提示したリバプールが先にサウサンプトンと合意に至った。

　７月の段階で個人合意していたリバプールとラビアだが、チェルシーの介入もあるため、再び説得する必要があるという。カイセドの前例もあり、まだまだ予断は許さない状況だ。ベルギーの新星を迎え入れることで、“カイセドショック”を払拭できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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