［天皇杯２回戦］横浜２－０ブリオベッカ浦安／６月７日／ニッパツ三ツ沢球技場

　JFLのブリオベッカ浦安は、６月７日に天皇杯２回戦でJ１の横浜F・マリノスと対戦。26分に井上健太にゴールを奪われると、78分にはエドゥアルドにヘディングシュートを決められ、０－２で敗れた。

　試合後の会見で都並敏史監督は、昨季のJ１王者との対戦をこう振り返った。

「我々は勇敢に戦いましたが、最後の勝負を決める肝は、個人のシュートやパスの精度、あるいは判断の正確さ。その違いを勝負所で見せられてしまった」
 

　中２日でリーグ戦を控えているためターンオーバーを敢行し、サブ組中心のチームで臨んできたとはいえ、横浜の選手は一つひとつのプレーの質やインテンシティが高い。

　指揮官も悔やんだように、GKへの緩かったバックパスをカットされて決められた１失点目は判断の部分、CKからヘディングシュートを叩き込まれた２失点目はシュートとパスの精度でクオリティの違いを見せつけられた。

　ただ一方で、「自分たちの目指すべきところは間違えていなくて、マリノスも苦しんでいた印象なので、そこは自信をもっていきたい」とも話したように、シュート数が横浜の13本に対して浦安は14本、CKが横浜の５本に対して浦安は10本と、相手を押し込む時間もあった。

　また、「試合のなかで３バックも４バックも使えた。その意味では相手に関係なく組織的な戦いも見せられた」と守備面での手応えもあったようだ。

　JFLでは10試合を終えて１勝３分６敗と、現在最下位に沈む浦安。この経験を活かし、リーグ戦での巻き返しを図りたい。

取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）

【PHOTO】選手たちの勇敢な戦いを声援と共に見届けたブリオベッカ浦安サポーター

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