交替選手も総じてチームに活力を与える
4月23日にJ1リーグ第9節が開催。サンガスタジアム by KYOCERAでは、京都サンガF.C.対サガン鳥栖が行なわれ、3-2で鳥栖が逆転勝利を収めた。
【PHOTO】京都の出場16選手&監督の採点・寸評。古巣相手に成長した姿を見せた佐藤。一発退場の一美は厳しく評価
先にゲームを動かしたのは京都。21分、佐藤響の左サイドからのクロスをボックス内で収めた豊川雄太が、見事なキックフェイントから強烈なシュートを決めて先制する。
鳥栖はその1分後、原田亘のアーリークロスに小野裕二がヘディングで合わせてネットを揺らし、すぐさま同点に追いつくと、32分には左CKの流れから相手のオウンゴールで逆転に成功。さらに41分には、小野のペナルティエリア右からのマイナスの折り返しに反応した本田風智が、ワントラップから右足を振り抜いてゴールに突き刺し、リードを2点に広げた。
終了間際の90+2分に京都が木下康介のゴールで1点差に詰め寄るも、このまま試合終了。京都は2試合ぶりの敗戦、鳥栖は3試合ぶりの白星を飾った。
【PHOTO】京都の出場16選手&監督の採点・寸評。古巣相手に成長した姿を見せた佐藤。一発退場の一美は厳しく評価
先にゲームを動かしたのは京都。21分、佐藤響の左サイドからのクロスをボックス内で収めた豊川雄太が、見事なキックフェイントから強烈なシュートを決めて先制する。
鳥栖はその1分後、原田亘のアーリークロスに小野裕二がヘディングで合わせてネットを揺らし、すぐさま同点に追いつくと、32分には左CKの流れから相手のオウンゴールで逆転に成功。さらに41分には、小野のペナルティエリア右からのマイナスの折り返しに反応した本田風智が、ワントラップから右足を振り抜いてゴールに突き刺し、リードを2点に広げた。
終了間際の90+2分に京都が木下康介のゴールで1点差に詰め寄るも、このまま試合終了。京都は2試合ぶりの敗戦、鳥栖は3試合ぶりの白星を飾った。
▼京都のチーム採点「5.5」
前半途中までは戦術が機能し、攻撃の組み立ても良かった。先制点もサイド攻撃からゴール前に人数を掛ける形で決めるなど、選手個々の良さが出ており高評価が与えられる。
ところが先制直後にあっさりと同点に追いつかれると、鳥栖の勢いや狙いを持ったボールの動かし方を食い止めることができず、前半だけで3点を奪われた。相手の攻撃が良かったことを差し引いても、低評価とせざるを得ない。
後半は退場者が出たなかでもハードワークと闘争心を発揮しており、交替選手も総じてチームに活力を与えるパフォーマンスを見せている。最後まで諦めずに1点差に迫った戦いは見るものの心を打ったが、それだけに前半途中からの失速が残念だった。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●雨堤俊祐(サッカーライター)
前半途中までは戦術が機能し、攻撃の組み立ても良かった。先制点もサイド攻撃からゴール前に人数を掛ける形で決めるなど、選手個々の良さが出ており高評価が与えられる。
ところが先制直後にあっさりと同点に追いつかれると、鳥栖の勢いや狙いを持ったボールの動かし方を食い止めることができず、前半だけで3点を奪われた。相手の攻撃が良かったことを差し引いても、低評価とせざるを得ない。
後半は退場者が出たなかでもハードワークと闘争心を発揮しており、交替選手も総じてチームに活力を与えるパフォーマンスを見せている。最後まで諦めずに1点差に迫った戦いは見るものの心を打ったが、それだけに前半途中からの失速が残念だった。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●雨堤俊祐(サッカーライター)