［ルヴァン杯・第３節］横浜２－１札幌／４月５日／ニッパツ三ツ沢球技場
 
　北海道コンサドーレ札幌は４月５日、ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれたルヴァンカップグループステージ第３節で横浜F・マリノスと対戦し、１－２で逆転負けを喫した。
 
　札幌は６分にFW中島大嘉の今季公式戦初ゴールで幸先よく先制するも、その後に２失点。特に２失点目はビルドアップのミスからのオウンゴールだっただけに、手痛い敗戦となった。
 
　試合後、昨季のルヴァンカップグループステージ第３節（４月20日）の京都サンガF.C．戦以来、約１年ぶりとなるゴールに中島は、「めちゃめちゃ嬉しかったですし、この瞬間のために生きているんだなって、あの瞬間は噛みしめました」と振り返った。
 

　しかし、勝点３を逃した現状に、「90分間であれ１回しか決められないのは、フォワードとしてまだまだ。一人で試合をひっくり返せるくらいの選手にならないといけない」と厳しい表情で語った。
 
　そして、札幌で３年目の背番号45は、こう続ける。
 
「正直、今日で掴んだものがあって、４月５日は自分のサッカー人生でターニングポイントになるんじゃないかと感じています」
 
　具体的には何を掴んだのか。
 
「プレー面よりメンタル面です。プロに入る前も、これまでは毎試合、前日からヒーローになることを考えて鼻息を荒くしていましたが、今回は気合を入れ過ぎずに、“リラックスタイカ”になって準備したら、良いプレーができました。スーパーサイヤ人みたいに気張れば“スーパータイカ”になれると思い込んでいたんですけど、リラックスしたほうが“スーパータイカ”になれるんじゃないかと思う」
 
　４日前のJ１第６節・川崎戦（３－４）に続く逆転負けの札幌。「新境地を開拓した」（中島）“リラックスタイカ”は、この流れを断ち切り、チームを勝利に導けるか。
 
取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）
 
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