Ｕ-20日本代表候補が４月４日、高円宮記念JFA夢フィールドで関東大学選抜とトレーニングマッチを実施。45分ハーフで行なわれた一戦は２－２で引き分け、PK戦ではU－20代表候補が７－６で勝利を収めた。
 
　立ち上がりは関東大学選抜のペース。個々の選手がアグレッシブに動いてテンポ良くパスを回し、FW名須川真光（順天堂大）がハイラインを敷くU-20代表候補の背後を取ってゴールへ迫る。
 
　一方のU-20代表候補は、ボランチの石渡ネルソン（C大阪）やCBヴァン・イヤーデン・ショーン（横浜FC）らが身体を投げ出してシュートブロックするなど、粘り強く守る。
 
　すると23分、Ｕ-20代表候補はワンチャンスをモノにする。右サイドを抜け出した松村晃助（法政大）のクロスをFW千葉寛汰（徳島）が「狙っていた」と頭で合わせてネットを揺らした。
 

　その後は一進一退の攻防が続くなか、40分にGK春名竜聖（水戸）のロングパスに抜け出した千葉が追加点を奪う。自身がゴールエリア手前で倒されて獲得したFKを、保田堅心（大分）と笠柳翼（長崎）がトリックスタート。最後は千葉が低い弾道のシュートで相手ゴールに突きさし、２－０で前半を終えた。
 
　後半、Ｕ-20代表候補はボランチの安部大晴（長崎）、CB諏訪間幸成（筑波大）、GK若林学歩（大宮）の3人を投入し、複数の選手のポジションを変えて臨む。しかし、前半と同様、テンポ良くパスを回す関東大学選抜にペースを握られ、防戦一方に。
 
　そして71分には島野怜（明治大）にミドルシュートを、後半アディショナルタイムには川畑優翔（流通経済大）にヘディングシュートを叩き込まれ、２－２でタイムアップとなった。
 
　PK戦は６－６で迎えた８人目、先行のＵ-20代表候補はヴァン・イヤーデンがしっかり決め、後攻の関東大学選抜が外し、７－６で勝利した。
 
取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）

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