絶品パスから追加点を挙げた浦和、岩波と汰木も選出
Jリーグは9月18日にJ1第29節の全10試合を開催した。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。
今節の主役はハットトリックを達成した広島のFWドウグラス・ヴィエイラだ。
アウェーの柏戦で先発出場したD・ヴィエイラは、30分に青山敏弘のスルーパスに反応し、冷静にGKを見て左足で流し込むと、後半も2得点。54分には飛び出したGKの位置を確認してロングシュートをきっちりと決める。さらに60分にはクロスボールのこぼれ球にいち早く反応し、グラウンダーのシュートを叩き込んだ。チームの全得点を叩き出した広島の長身FWを今季初のベストイレブンと、高採点「7.5」で今節のMVPに選定した。
そのほか、川崎の知念慶、神戸の中坂勇哉、鹿島のファン・アラーノ、大分の高木駿ら初選出の4人もピックアップ。浦和からは岩波拓也と汰木康也、FC東京からはジョアン・オマリと安部柊斗らも選出している。
今節の主役はハットトリックを達成した広島のFWドウグラス・ヴィエイラだ。
アウェーの柏戦で先発出場したD・ヴィエイラは、30分に青山敏弘のスルーパスに反応し、冷静にGKを見て左足で流し込むと、後半も2得点。54分には飛び出したGKの位置を確認してロングシュートをきっちりと決める。さらに60分にはクロスボールのこぼれ球にいち早く反応し、グラウンダーのシュートを叩き込んだ。チームの全得点を叩き出した広島の長身FWを今季初のベストイレブンと、高採点「7.5」で今節のMVPに選定した。
そのほか、川崎の知念慶、神戸の中坂勇哉、鹿島のファン・アラーノ、大分の高木駿ら初選出の4人もピックアップ。浦和からは岩波拓也と汰木康也、FC東京からはジョアン・オマリと安部柊斗らも選出している。
【今節のベストイレブン】
GK
1 高木 駿(大分)6●初選出
11分、小屋松と入れ替わられるも相手のハンドに助けられる。それ以外は16分の酒井、42分の白崎のシュートを防ぐなど集中して守った。
DF
4 中谷進之介(名古屋)6.5●4回目
勝利の流れを生み出すセットプレーでの得点には「小学校時代にやっていたストライカーの血がよみがえった」と自画自賛。守備面ではクロス対応、対人、ボランチ周辺の空いたスペースを潰す守備と広範囲にプレーし、勝利の立役者となった。
32 ジョアン・オマリ(FC東京)7●2回目
フィジカル勝負はほぼ負け知らず。空中戦の競り合いも滅法強く、文字通り壁となった。コンディションの良さを感じさせる出来でもあった。
4 岩波拓也(浦和)7●2回目
対人の強さもさることながら、際立っていたのがフィードだ。59分に汰木のゴールをアシストしたロングパスは絶品だった。
MF
33 松岡大起(清水)6.5●2回目※鳥栖時代の1回を含む
中盤でのボール奪取、セカンドボールの回収、カウンターを防ぐプレーなどで大きな働き。攻撃にもよく絡み、終盤に自ら決定機を作るなど、プレッシャーのかかる試合で20歳のボランチが一際強い闘争心でチームを引っぱった。
31 安部柊斗(FC東京)7.5●2回目
試合終盤になっても落ちない走力とプレー強度は圧巻。ゴールこそなかったが、中盤に“魂”を吹き込んだのは間違いなくこのダイナモだ。
7 ファン・アラーノ(鹿島)7●初選出
負傷からの復帰戦ながらキックオフと同時にフル回転。相手守備陣の背後に飛び出し、かく乱した。ゴール前の隙間に潜り込み、活気づく追加点をヘッドで決めただけではなく、決定的なラストパスを何度も送った。
31 中坂勇哉(神戸)7●初選出
中継役から守備まで縦横無尽に走り回った。21分には貴重な決勝点。文句なしのMOMだ。
24 汰木康也(浦和)7●2回目
再三にわたって左サイドから仕掛けて相手の脅威となっていた。6分に明本とのワンツーで抜け出したのは見事だったうえに、59分にはDFの背後に抜け出して2試合連続ゴールを奪ってみせた。
FW
20 知念 慶(川崎)7●初選出
12試合ぶりのスタメン。マルシーニョのドリブル突破から得たPKを落ち着いて決める。52分には、CKに後方から走り込んで頭で叩き込み、2ゴール目を決めた。55分にも惜しいシュートを放つなど、ひと際存在感を放った知念をMOMに選んだ。
9 ドウグラス・ヴィエイラ(広島)7.5●初選出
30分、青山のスルーパスに反応し、相手GKとの1対1を冷静に制してネットを揺らす。54分には相手GKが飛び出したところを見逃さず、ループシュートで加点した。60分にはゴール前のこぼれ球を詰めてハットトリックを達成。
※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
●は今シーズンのベストイレブン選出回数。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
GK
1 高木 駿(大分)6●初選出
11分、小屋松と入れ替わられるも相手のハンドに助けられる。それ以外は16分の酒井、42分の白崎のシュートを防ぐなど集中して守った。
DF
4 中谷進之介(名古屋)6.5●4回目
勝利の流れを生み出すセットプレーでの得点には「小学校時代にやっていたストライカーの血がよみがえった」と自画自賛。守備面ではクロス対応、対人、ボランチ周辺の空いたスペースを潰す守備と広範囲にプレーし、勝利の立役者となった。
32 ジョアン・オマリ(FC東京)7●2回目
フィジカル勝負はほぼ負け知らず。空中戦の競り合いも滅法強く、文字通り壁となった。コンディションの良さを感じさせる出来でもあった。
4 岩波拓也(浦和)7●2回目
対人の強さもさることながら、際立っていたのがフィードだ。59分に汰木のゴールをアシストしたロングパスは絶品だった。
MF
33 松岡大起(清水)6.5●2回目※鳥栖時代の1回を含む
中盤でのボール奪取、セカンドボールの回収、カウンターを防ぐプレーなどで大きな働き。攻撃にもよく絡み、終盤に自ら決定機を作るなど、プレッシャーのかかる試合で20歳のボランチが一際強い闘争心でチームを引っぱった。
31 安部柊斗(FC東京)7.5●2回目
試合終盤になっても落ちない走力とプレー強度は圧巻。ゴールこそなかったが、中盤に“魂”を吹き込んだのは間違いなくこのダイナモだ。
7 ファン・アラーノ(鹿島)7●初選出
負傷からの復帰戦ながらキックオフと同時にフル回転。相手守備陣の背後に飛び出し、かく乱した。ゴール前の隙間に潜り込み、活気づく追加点をヘッドで決めただけではなく、決定的なラストパスを何度も送った。
31 中坂勇哉(神戸)7●初選出
中継役から守備まで縦横無尽に走り回った。21分には貴重な決勝点。文句なしのMOMだ。
24 汰木康也(浦和)7●2回目
再三にわたって左サイドから仕掛けて相手の脅威となっていた。6分に明本とのワンツーで抜け出したのは見事だったうえに、59分にはDFの背後に抜け出して2試合連続ゴールを奪ってみせた。
FW
20 知念 慶(川崎)7●初選出
12試合ぶりのスタメン。マルシーニョのドリブル突破から得たPKを落ち着いて決める。52分には、CKに後方から走り込んで頭で叩き込み、2ゴール目を決めた。55分にも惜しいシュートを放つなど、ひと際存在感を放った知念をMOMに選んだ。
9 ドウグラス・ヴィエイラ(広島)7.5●初選出
30分、青山のスルーパスに反応し、相手GKとの1対1を冷静に制してネットを揺らす。54分には相手GKが飛び出したところを見逃さず、ループシュートで加点した。60分にはゴール前のこぼれ球を詰めてハットトリックを達成。
※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
●は今シーズンのベストイレブン選出回数。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部