選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト11.11号（10月28日発売）より
 
【G大阪】
［GK］
1　東口順昭　6　
失点を責めるのは酷か。最後まで集中を切らさず、冷静に対応した。
［DF］
14　米倉恒貴　6　
フリーランで太田を惑わせて先制点に関与。球際も粘り強かった。
5　丹羽大輝　6　
鋭い出足で対応。相手のシステム変更に動じず、ゴール前を固めた。
6　金 正也　6.5　
出場停止の岩下に代わり出場。空中戦に負けず、対応もそつがない。
22　オ・ジェソク　6　
序盤に機を見た上がりで好機を演出。失点場面だけマークがずれた。
［MF］
15　今野泰幸　6.5　
シンプルに捌きながら危険なエリアをカバーし、効果的な上がりも。
7　遠藤保仁　7　
隙を突いた技ありのFK弾。球際では素早く間合いを詰めて潰した。
11　倉田 秋　6　
攻守に顔を出し、気迫溢れるスライディングなど守備で大きく貢献。
19　大森晃太郎　7　
狙いすましたミドルで先制ゴール。攻守の切り替えの早さは両軍一。
［FW］
39　宇佐美貴史　6.5　
２、３人を簡単にかわすドリブルは圧巻。後半は運動量が低下した。
29　パトリック　6.5　
ボールを確実に収めて攻撃の基点に。宇佐美との連係で何度も崩す。
［交代出場］
13　阿部浩之（MF）　5.5　
要所でタメを作って攻撃の流れを作り、相手に圧力を掛け続けた。
4　藤春廣輝（DF）　-　
本職のSBではなく、左MFでプレー。守備面でチームを助けた。
9　リンス（FW）　
終了間際、強引なシュートはポスト直撃。短時間で存在感を放った。
［監督］
長谷川健太　6.5　
安定した守備で付け入る隙を与えず。続けざまの交代も効いていた。
 
【FC東京】
［GK］
1　権田修一　6　
９分に宇佐美のシュートをストップ。前半終了間際の接触で負傷。
［DF］
2　徳永悠平　6　
サイドでの主導権争いは五分だったが、崩しの局面に絡めなかった。
3　森重真人　6　
宇佐美にドリブル突破されたが、それ以外の対応は落ち着いていた。
30　カニーニ　5.5　
中央のワンツーで翻弄される場面も。パトリックを自由にし過ぎた。
6　太田宏介　6　
大森にミドルシュートを許して失点も、松田のアシストで挽回した。
［MF］
4　高橋秀人　5.5　
中盤の攻防戦で後手を踏む。ギャップを狙う宇佐美らの対応に苦戦。
7　米本拓司　6　
対人プレーでは強さを見せつけたが、攻撃面ではアイデアを欠いた。
8　三田啓貴　5.5　
正確なクロスから武藤のチャンスを演出。ただ後半は勢いが薄れた。
17　河野広貴　5　
遠藤と今野にスペースを消されて、長所を発揮し切れないまま交代。
［FW］
9　渡邉千真　5　
丹羽と金に何度も潰されて、エリア内で勝負する形に持ち込めず。
14　武藤嘉紀　5.5　
リーグ新人最多タイの13ゴールにあと１も、厳しいマークで不発に。
［交代出場］
1　塩田仁史（GK）　4.5　
今季リーグ戦初出場も２失点。FKでニアをぶち抜かれたのは痛恨。
50　松田 陸（DF）　6.5　
出場直後の66分にヘディングでプロ初ゴール。自身の役割は果たす。
11　エドゥー（FW）　5.5　
前線に張り付いたが、チャンスは訪れず。流れは変えられなかった。
［監督］
マッシモ・フィッカデンティ　5.5　
攻撃の形を構築できず。交代カードを切った直後の失点は予想外。
 
［試合内容］
２トップが機能したG大阪が序盤から主導権を握ると、53分に大森のミドルシュートで先制し、59分には遠藤の技ありFKでリードを広げた。その後は松田にプロ初ゴールを許したが、ほぼ危なげない展開で勝利を手繰り寄せた。