選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト10.21号（10月７日発売）より
 
【甲府】
［GK］
1　荻 晃太　5　
失点後は、珍しくショックを引きずったかのように安定感を欠いた。
［DF］
26　青山直晃　5　
大宮の２トップに高さで対抗。滑るピッチに足もとが覚束なかった。
4　山本英臣　5.5　
66分のタックルなど、失点後も気迫あふれる守備を随所に見せた。
6　佐々木翔　5.5　
富山、家長、今井とケアすべき相手が多いなか、破綻なく奮闘する。
［MF］
11　ジウシーニョ　5.5　
泉澤封じに専心。その分、攻撃力を発揮する場面がなく交代した。
30　保坂一成　5.5　
リスク回避優先の戦いのなか、ゴール前に入り込む動きも自重した。
8　新井涼平　5　
後半立ち上がりに会心のミドルシュート、その直後に痛恨のパスミス。
27　阿部翔平　5.5　
前半は足を滑らす場面が散見。後半は本来の安定感を取り戻す。
［FW］
15　河本明人　5.5　
足もとのミスはあったが、プレー内容は及第点。戦術的理由で交替。
9　阿部拓馬　5.5　
19節以来の先発出場だったが、ボールを持つ回数自体が少なかった。
10　クリスティアーノ　5　
やや入れ込み過ぎ。後半、シャドーに移っても効果的ではなかった。
［交代出場］
20　キリノ（FW）　5　
多少ボールは収まるが、「残留の救世主」と呼ぶには、まだ迫力不足。
7　石原克哉（MF）　5.5　
得点の匂いを感じさせる飛び出しはあったが、その回数が少なかった。
29　水野晃樹（MF）　－　
２か月ぶりの公式戦。時間が短く、セットプレー以外見せ場はなし。
［監督］
城福　浩　5　
１点が最後までのしかかる。堅守と決定機増をどう両立させるか。
 
【大宮】
［GK］
1 北野貴之　6.5　
劣悪なコンディションのなか、飛び出す判断、足もともほぼノーミス。
［DF］
27　今井智基　6　
先制してからは、水を得た魚のごとく、何本も好クロスを供給した。
18　横山知伸　6　
周りの小さなミスを、個の能力で巧くカバー。完封勝利に貢献した。
17　高橋祥平　6　
地上戦、空中戦とも競り勝って、クリスティアーノを上手く封じる。
22　和田拓也　5.5　
後半早々のクリアミスは北野に救われる。そのほかは粘り強く対応。
［MF］
5　カルリーニョス　6　
中長距離のパスを左右に散らしてゲームメイク。CK、FKも脅威に。
23　金澤 慎　6　
守備はもちろん、攻撃でもカルリーニョスとともにリズムを作った。
39　泉澤 仁　5.5　
研究されてしまい本領発揮はならずも、ズラタンの決勝点に絡んだ。
41　家長昭博　6　
滑るピッチに多くの選手が苦しむなか、別格のボールタッチを披露。
［FW］
28　富山貴光　5.5　
７試合ぶりの先発。ポストプレーは光ったが、連係不足の感も否めず。
11　ズラタン　6.5　
ワンチャンスを逃さず、きっちりモノに。値千金の一撃でチームを救った。
［交代出場］
38　増田誓志（MF）　－　
「良い準備をしてくれた」と、起用に応えて難しい役割を全う。
32　長谷川悠（FW）　－　
交代を訴えたズラタンに代わり、急遽出場。前線で存在感を示した。
3　福田俊介（DF）　－　
後半ロスタイムからの登場。相手のパワプレーにしっかり対処した。
［監督］
渋谷洋樹　6　
焦ってもおかしくない状況のなか、冷静に振る舞い最高の結果を持ち帰った。
 
［試合内容］
互いにリスク回避を優先して試合を進めるなか、後半開始からキリノを投入し攻めに厚みを出した甲府は、新井に決定機が訪れるも決めきれない。すると、大宮に左サイドからチャンスを作られ失点。反撃も最後まで実らなかった。