• トップ
  • ニュース一覧
  • 【新潟】先制点の起点になった松原。手倉森監督の前で復活示すも「アピールできていない」

【新潟】先制点の起点になった松原。手倉森監督の前で復活示すも「アピールできていない」

カテゴリ:Jリーグ

橋本啓(サッカーダイジェスト)

2016年06月11日

「(相手の裏を)狙えない時のほうが多かったので、そこは反省しなきゃいけない」(松原)

リーグ戦では怪我から復帰後初のフル出場を果たした松原。U-23代表の手倉森監督が観戦するなかで、「復活」を印象付けるプレーを見せた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 6月11日の大宮戦でリーグ戦初スタメンを飾ったDF松原健が、右膝外側半月板損傷の大怪我から順調な回復ぶりを印象づけた。

【PHOTO】ベテラン成岡が今季初先発で初ゴール!
 
 前節の仙台戦で後半途中からピッチへ立ち実戦復帰した松原は、5日のナビスコカップ・福岡戦でフル出場。積極的にサイドを駆け上がりクロスを供給した一方、守備面もそつなくこなし「復活」をアピールした。
 
 迎えた大宮戦でも右SBの先発に名を連ねると、開始4分にさっそく見せ場を作る。前線の端山豪の動き出しに合わせて、後方から正確な縦パスを供給。すると、DFを振り切った端山のクロスから成岡翔のゴールが生まれ、結果的に先制点の起点になった。
 
 その後も、右サイドの高い位置でボールを呼び込み攻撃をサポートする傍ら、素早い切り替えで守備もそつなくこなすなど攻守に安定したプレーを披露。公式戦2試合連続のフル出場で、前回の出場で掴んだ手応えをより確かなものにしたはずだ。
 
 本人は「狙いどおりにプレーできたけど、体力的にきつくてあまり(相手の裏を)狙えない時のほうが多かったので、そこは反省しなきゃいけないと思います」と謙遜するが、この日のプレーを見る限り、今後も新潟で右SBを任される可能性は高いだろう。
 
 そうなれば、逆転でのリオ五輪行きが見えてきても不思議はない。リーグ開幕前に全治3か月の怪我を負った時点で五輪出場は危ぶまれたが、風向きは変わりつつある。日本オリンピック委員会(JOC)へ提出する予定だった派遣選手リストの提出を「怪我人の回復具合などを待って決めたい」(霜田正浩技術委員)との理由で延期した事実も、メンバー入りへの後押しになり得る。
 
「(リオ行きへは)あんまりアピールできてないと思います。でも、自分のことよりチームの勝利のほうが大事なので、勝てて良かったです」(松原)
 
 果たして、この試合を視察に訪れていたU-23代表の手倉森誠監督の目に松原のプレーはどう映っただろうか。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 

6月9日発売号のサッカーダイジェストは、「ヤングガンズ100」を特集。リオ五輪、ワールドカップアジア予選に向けて注目すべきヤングプレーヤーは? 92~99年生まれの選手を対象に100人ピックアップしました。インタビューでは、柏の伊東選手、浦和の関根選手が登場。またU-23日本代表企画では登録メンバー18人を大予想し、オーバーエイジ選考の近況に迫ります。クラブダイジェストでは、J3で好調の相模原を取り上げています。

画像を見る

【関連記事】
【J1採点&寸評】新潟×大宮|粘り強さを見せた新潟を高く評価。MOMは決勝点のベテランMFに
【リオ五輪代表】新潟の鈴木武蔵が実戦復帰。予備登録締切の6月10日を前に、豪快ヘッド弾でアピール
リオ五輪OAの本命と目される塩谷。「正式な打診はないが、出られれば日本のために戦う」
【リオ五輪代表】大逆転でのリオ行きを狙う秋野央樹の胸中「いつでも行ける準備を」
【リオ五輪予選】A代表入りを掴んだ高精度クロスは健在! 松原健は完全復活を果たせるか?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ