【トッテナム 2-2 アーセナル|採点&寸評】退場者も出る激戦となったノースロンドン・ダービー。記憶に残るミドルを決めたケインがMOMだ

2016年03月06日 内藤秀明

アルデルワイレルドは攻守で存在感を放つ。

トッテナム対アーセナル戦の結果&フォーメーション。

【トッテナム|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6
序盤から負荷の大きい激しいプレスを見せてアーセナルを圧倒したにもかかわらず、1点ビハインドで前半を折り返す苦しい展開だった。結果的にはコクラン退場で数的有位に立ち、一度は逆転に成功するが、やはりスタミナが持たず同点で試合を終えた。
 
監督 マウリシオ・ポチェティーノ 6
選手にハードワークを強いる手腕はさすが。ただ、勝てば首位浮上のチャンスもあっただけに、もっと積極的な采配があってもよかった。
 
【トッテナム|選手採点・寸評】
GK
1 ユーゴ・ロリス 6.5
抜群の飛び出しで、高い最終ラインの裏のスペースをうまくカバーした。失点シーンはいずれもGKの責任を問うのは酷。
 
DF
2 カイル・ウォーカー 6
右サイドを何度も上下動し、縦への推進力や激しい寄せで貢献。合格点の存在感を放った。
 
3 ダニー・ローズ 5.5(78分OUT)
高速クロスや縦へのドリブルで左サイドを支配するも、最後までスタミナが持たず。2失点目の場面では明らかにベジェリンへの寄せが甘く、直後に交代を命じられた。
 
4 トビー・アルデルワイレルド 7
マークとカバーリングいずれもハイクオリティー。そのうえ、60分にはCKからのこぼれ球に素早く反応して同点弾を叩き込んだ。
 
27 ケビン・ヴィンマー 5.5
彼だけの責任ではないが、1点差を守りきる必要がある場面で、A・サンチェスにあっさりと裏を取られてゴールを許す。それ以外は良いプレーだっただけに残念。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
 

次ページケインがダービー史上に残るミドルを突き刺す。

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