【J1採点&寸評】FC東京3-0大分|ブラジル人トリオが猛威を振るう。大分は35分の退場がすべてだったか

2021年06月28日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京──“良い時の安部”が戻ってきた

【警告】FC東京=なし 大分=なし
【退場】FC東京=なし 大分=三竿(35分)
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ(FC東京)

[J1リーグ20節]FC東京3-0大分/6月27日/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 7
D・オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロのブラジルトリオが猛威を振るう。立ち上がりを除けばピンチらしいピンチはなく、ファン・サポーターも安心して観ることができる内容だった。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 6
以前よりも落ち着きが増した感があり、キックのミスもほとんどなく完封勝利。この調子をアウェー7連戦でも維持してほしい。

DF
3 森重真人 6.5
守備面で目立たなかったのはミスが少なかった証。ボールがない局面での、気が利くカバーリングはプロの業と言える。早いパス回しで相手にプレスをかけさせなかった点も見事だった。

4 渡辺 剛 6
立ち上がりの粘り強い守備が結果的に利いた。3-0とリードしたあとも気を抜かず、最後まで気持ちのこもったプレーを続けた。

6 小川諒也 6.5
慣れない右サイドバックでも冷静に戦い、47分にはボレーシュートで今季J1初得点。良い位置取りからの美しい一撃だった。

49 バングーナガンデ佳史扶 6.5
クロスの精度がいまひとつも、78分の素早い帰陣での守備、その後のドリブル突破は見応え十分。良いアピールになっただろう。
 

MF
10 東 慶悟 6.5(78分OUT)
D・オリヴェイラのゴールに結びつけたクロスはパーフェクト。交代するまで汚れ役もこなすなど縁の下の力持ち的なプレーも目立った。

15 アダイウトン 6.5(78分OUT)
キレキレのドリブルで相手を翻ろう。味方との連係も良好で、65分のシュート(結果はポスト)が決まっていればマン・オブ・ザ・マッチ候補になっていたが。

18 品田愛斗 6
相手に寄せられても慌てる様子はなく捌き役として機能。味方と良い距離感を保ち、大きなミスは見当たらなかった。

MAN OF THE MATCH
20 レアンドロ 7
24分のシュートはDFに当たりながらもゴールに吸い込まれる。この一撃で試合の流れを呼び込んだ点、30分のお洒落なヒールパスも評して、この日のマン・オブ・ザ・マッチに。

31 安部柊斗 6.5(70分OUT)
ピッチを縦横無尽に駆け回り、チャンスにも精力的に顔を出す。やる気が漲っており、"良い時の安部"が戻ってきた。

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