【J1採点&寸評】FC東京4-2横浜|マン・オブ・ザ・マッチは劣勢から快勝に導いたスピードスター。横浜で唯一高評価だったのは…

2019年06月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京――森重とチャン・ヒョンスのCBコンビは2失点も安定

【警告】FC東京=アルトゥール・シルバ(85分) 横浜=畠中槙之輔(19分)
【退場】FC東京=なし 横浜=なし
【MAN OF THE MATCH】永井謙佑(FC東京)

[J1・17]FC東京4-2横浜/6月29日/味の素スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 7
久保の壮行試合で快勝。先制されながらも前半のうちに逆転し、後半に突き放す戦いぶりは首位チームに相応しいものだった。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
際どいボールも懸命にパンチングと守護神に相応しい活躍。惜しむらくは、仲川のクロスを阻止できずゴールを奪われたことだろう。
 
DF
2 室屋 成 6
気迫漲るディフェンスで遠藤との1対1に挑んでいた。敵陣深くまで自ら持ち込む回数は多くなかったものの、粘り強く最終ラインを支えた。
 
3 森重真人 6.5
14分の強烈なヘディングシュートは惜しくもGKの正面。失点したものの、チャン・ヒョンスとのCBコンビは安定していた。
 
20 チャン・ヒョンス 6.5
しっかりとシュートコースを限定したり老獪な守備で横浜の攻撃をだいぶ防いでいた。森重とのコンビネーションは阿吽の呼吸。
 
25 小川諒也 6
仲川のスピーディなドリブルに翻ろうされたシーンもあったが、ゴールにつながった永井へのパスは美しかった。得点に絡んだおかげか、後半は安定したパフォーマンスだった。
 
MF
8 髙萩洋次郎 6(72分OUT)
55分のドリブルからの永井へのパスがこの日の最大のハイライトか。とにかく泥臭くボールを拾い、苦しい時間帯でも戦った。
 
10 東 慶悟 6
右サイドハーフに入り、立ち上がりからエンジン全開。このキャプテンの気迫がチームを引き締める原動力になっていた。
 
17 ナ・サンホ 7
カットインからの右足シュートで同点ゴール。失点直後の得点はチームに落ち着きを取り戻す意味で極めて大きかった。守備の局面では左SBの小川をよくサポート。
 
18 橋本拳人 6
マルコス・ジュニオールを警戒しながら中盤のバランスを見ていた。守備面での貢献が高く、特に34分のスライディングカットが印象的。
 

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