【J1採点&寸評】名古屋1-0磐田|相手の術中にハマりながらも粘り勝ち!抜け目ない決勝弾のジョーをMOMに

2019年04月20日 今井雄一朗

名古屋――吉田はいつもの攻撃力を発揮できず

【警告】名古屋=シミッチ(66分) 磐田=新里(63分)、エレン(68分)、ロドリゲス(87・90+4分)
【退場】名古屋=なし 磐田=ロドリゲス(90+4分)
【MAN OF THE MATCH】ジョー(名古屋)

 [J1リーグ8節]名古屋1-0磐田/4月20日(土)/豊田ス
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 6
磐田の術中にハマってしまった試合で勝点3獲得は評価していい。単調ながら迫力のある相手の攻めをしのぎ切った守備陣が報われたゲームで、逆の意味で相手に決定力を見せつけた。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
16 武田洋平 6.5
70分のビッグセーブはチームを救った。全体的に果敢な姿勢を保ちつつも冷静に振る舞い、劣勢の試合を最後尾で引き締める活躍。影のMVPだった。
 
DF 
6 宮原和也 6
回転数の上がらない攻撃陣に、オーバーラップで活を入れ続けた。アダイウトンやエレンという強烈なアタッカーとのマッチアップも無難にこなし、守備で綻びを見せなかった。

20 中谷進之介 6.5
アダイウトンやロドリゲスの突破を身体を張って抑えつつ、相手の守備ブロックを突き崩すべく果敢にゴール前まで行く動きも見せた。運動量、戦術眼ともにこの試合で優れていたひとり。
 
17 丸山祐市 6.5
相手の攻撃の起点であるロドリゲスの空中戦をことごとく跳ね返し、カウンターのピンチにも鋭いカバーリングで対抗した。磐田の出鼻をくじく働きは素晴らしかった。

23 吉田 豊 5.5
研究されたところもあったか、普段のような攻撃でのキレは見せられず。守備ではこれといったマイナスもなかったが、持ち味をうまく薄められた試合という印象。
 
MF
10 G・シャビエル 6.5 (76OUT)
リズムの出ない攻撃に何とか彩りをとハードワークに励み、決勝点を導く粘りのループパスで勝利に貢献。その直後に負傷交代したことが非常に気がかりだ。
 
 米本拓司 6
前半から泥臭くボールのある局面を抑え続け、ボロボロにされながらも中盤の治安を維持した。後半は頭を切り替え本来の激しさを取り戻し、無失点勝利の一助となった。
 

次ページ名古屋――J・シミッチは守備でも魅せられることを誇示した

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事