【セルジオ越後】2019年は本格的に“五輪モード”に入るべきではないだろうか

2019年01月03日 サッカーダイジェスト編集部

森保監督も少なからず負担を感じている?

コパ・アメリカの後は、五輪チームの強化に本腰を入れるべき。森保監督の手腕に注目だ。写真:徳原隆元

 明けましておめでとうございます。今年も日本サッカー界の様々なテーマについて、僕なりの意見を述べていきたいと思っている。今年1年もよろしく。
 
 2019年のカレンダーを見ると、日本代表で言えば、1月にさっそくアジアカップがある。これまでにも言ってきたように、ノルマはもちろん、優勝だ。いくらフレンドリーマッチでウルグアイに勝っても(編集部・注/昨年10月のキリンチャレンジカップで4-3の勝利)、"本番"で勝たなければ意味がないよ。
 
 6月にブラジルで開催されるコパ・アメリカにも参戦する。南米の強豪国と対戦できるだけに、日本にとっては貴重な強化の場になるのは間違いない。ヨーロッパではネイションズリーグが行なわれ、EURO2020の予選も始まるとなれば、国際Aマッチデーにヨーロッパの名のあるチームとマッチメイクするのは、極めて難しい状況となる。
 
 だからこそ、コパ・アメリカのようなビッグトーナメントに出場できるのは非常に意味のあることで、無駄にしてはいけない。優勝とは言わないまでも、内容も含めて、周囲も納得できる結果を出せれば理想的だ。
 
 仮に、アジアカップやコパ・アメリカで惨敗すれば、国民の日本代表への興味が急速に薄れていくだろうし、森保監督の五輪チームとの兼任にも疑問の声が挙がってくるだろうね。ここまでを見る限り、五輪チームの海外遠征と日本代表の活動が重なり、五輪チームは代理監督が率いるなど、兼任の難しさも表面化している。森保監督も少なからず負担を感じているのではないだろうか。

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