【J1参入PO展望】横浜FC×東京V|磐田への挑戦権を懸けた一発勝負!リーグ戦では東京Vが勝ち越したが…

2018年12月01日 サッカーダイジェスト編集部

横浜FC――レギュレーションに関係なく、勝ちに行くスタンスで

L・ドミンゲスはリーグ最終節の甲府戦で負傷退場。もし、東京V戦に間に合わなければ、トップ下には野村が入るだろう。

J1参入プレーオフ2回戦
横浜FC 東京ヴェルディ
12月2日(日)/13:00/ニッパツ三ツ沢球技場
 
横浜FC
今季成績(全日程終了):勝点76 21勝13分8敗 63得点・44失点
 
【担当記者の視点】
 J1ライセンスを保持していない町田がリーグ4位に入ったことで、3位の横浜FCはJ1参入プレーオフにシード扱いとして2回戦から登場する。2006年以来、12年ぶりのJ1昇格を懸けて挑む東京V戦は、J2最終節の甲府戦から2週間が空くことになったが、トレーニングの強度を落とさずに、練習時間と量を含めて普段以上の強度で取り組めた。先週末には川崎とのトレーニングマッチもこなし、コンディション面などに不安を抱えることなく臨めそうだ。
 J1参入プレーオフの2回戦はレギュレーションにより、横浜FCは引き分けでも決勝へ勝ち上がれる優位な立場だ。しかし、タヴァレス監督が「(レギュレーションは)全く考えていないし、頭に過ることもない」と話すように、横浜FCには"ドロー"で終わらせるつもりは毛頭ない。
 
 守護神の南雄太も勝ちに行くスタンスを強調した。
「ここで勝って上に行きたい気持ちがある。もちろん、レギュレーションというのがあるので、残り時間の戦い方、状況によっては1-0で勝っているような気持ちで戦うことは流れによっては出てくるかもしれない。ただ、最初からそれを意識してというのはない。難しく考えずにやることが大事。受けに回らず、いつも通り得点を狙っていくスタンスに変わりない」
 
 対戦する東京Vとは、今季のリーグ戦で1分1敗と未勝利。17節はアディショナルタイムに追い付かれて2-2のドローだった。32節はスコアこそ1-2で僅差だが、何度も隙を突かれて苦しいゲーム展開を強いられている。リーグ戦で苦杯を舐めているだけに、リベンジを果たしたいところだ。

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