【J1採点&寸評】神戸2-1磐田|イニエスタが極上の輝き!ポドルスキや新加入FWも躍動

2018年08月11日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

神戸――イニエスタのプレーはまさに“魔術”のようだった

【警告】神戸=古橋(25分)、藤田(90+2分)、キム・スンギュ(90+3分) 磐田=高橋(59分)、松浦(77分)
【退場】神戸=なし 磐田=なし
【MAN OF THE MATCH】アンドレス・イニエスタ(神戸)

[J1リーグ21節]神戸2-1磐田/8月11日/ノエビアスタジアム神戸
 
【チーム採点・寸評】
神戸 7
イニエスタを中心としたハイレベルなパスサッカーを展開。パスが乱れる場面も時折見られたが、テンポよく磐田の守備陣を崩していく攻撃は痛快だった。

【神戸|採点・寸評】
GK
18 キム・スンギュ 6.5
34分に大久保のヘディングシュートを、後半には田口と山田の強烈ミドルをストップ。PKこそ決められたものの、チームが崩れなかったのは、この守護神によるところが大きい。
 
DF
3 渡部博文 6.5
川又とのエアバトルはほとんど負けなし。ロングカウンターをことごとく撥ね返し、相手の勢いを削いでいた。
 
24 三原雅俊 6
存在感は薄かったものの、攻撃的なポドルスキの動きに合わせて、下がり目のポジショニングを取る。サイドを突破されることはほとんどなく、安定していた。
 
25 大﨑玲央 6
32分には豪快なドリブルで持ち上がり、56分には巧みなタッチで決定機を演出。大久保と川又の2トップにも自由を許さず、攻守に働いた。
 
30 ティーラトン 7
陰の功労者と言える。素早い寄せでピンチの芽を摘めば、豪快なオーバーラップで左サイドを駆け上がり、攻守に大きく貢献した。
MF
8 アンドレス・イニエスタ 7.5 MAN OF THE MATCH
まさに魔術でも見せられているかのようだった。特に16分の先制ゴールはワールドクラス。一瞬の抜け出し、絶妙なターン、GKをかわした軽やかなドリブルと、スーパーな技術が凝縮されていた。83分のPK献上の悪印象などかき消す、別次元のパフォーマンスだった。
 
14 藤田直之 6
郷家とイニエスタの1列後ろでバランスを取りながら、ビルドアップ時にはテンポよくパスを捌いた。派手な仕事はなくとも、その貢献度は小さくなかった。

27 郷家友太 6(90+1分OUT)
厳しいチャージに遭い細かなパスのズレも見られたが、イニエスタとポドルスキのふたりに導かれるように、持ち前の攻撃性能を発揮。度々チャンスを演出した。

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