【移籍市場超速報】ドルトムントがインモービレに本気

2014年04月09日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

アルゼンチンのファンタジスタに、シメオネ監督がご執心。

ここまで18ゴールを挙げ、テベスとともに得点ランクのトップに立つインモービレ。強さと巧さを併せ持つ24歳に、ドルトムントが強い関心を寄せる。 (C) Getty Images

【ドルトムント】スカウトがインモービレをチェック

 セリエA得点ランキングの首位を争うチーロ・インモービレ(トリノ)が、ブンデスリーガの複数のクラブから興味を集めていることは、これまでも伝えてきた通り。4月6日のカターニャ戦にも、ドルトムントがスカウトを派遣してそのプレーをチェックしていた。この試合でもゴールを決めたインモービレの評価がさらに高まったことは想像に難くない。ドルトムントは間違いなく本気だ。

【サン・ロレンソ】攻撃的MFコレアにアトレティコ、ユーベなどが興味

 アルゼンチンのサン・ロレンソでプレーする19歳のファンタジスタ、アンヘル・コレアにヨーロッパの注目が集まっている。とりわけご執心なのが、同じアルゼンチン人でアトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督だ。アトレティコは保有権の60パーセント(残り40パーセントは投資ファンドが保有)をクラブから買い取ろうとアプローチを続けている。マンチェスター・シティ、ユベントス、ゼニトなども動き出しているが、いまのところアトレティコが最も有利なポジションにいる模様だ。

【ヴェローナ】イトゥルベにローマ、R・マドリーが関心

 ヴェローナで今シーズン大ブレイクしたアルゼンチン出身のファン・マヌエル・イトゥルベは、今夏のメルカート(移籍マーケット)での目玉商品のひとつ。ポルトに対する獲得オプションを行使して保有権を買い取ることが確実なヴェローナは、メガクラブへの転売を狙ってオファーを待っている。実際、買い手には事欠かない。アルゼンチンから来欧中の代理人グスタボ・マスカルディは、ベストの移籍先を探して積極的に動き回っている。先週はローマと会談を持ったが、いかなる合意にも至らずに終わった。今週はマドリードに飛び、レアル・マドリーと移籍の可能性について話し合う見通しだ。

【パリSG】アタランタのバセッリに注目

 チャンピオンズ・リーグでチェルシーに逆転で敗退を強いられたパリ・サンジェルマンだが、すでに来シーズンを見据えた補強に動き出している。マルコ・ヴェッラッティを手放さざるを得なくなった場合(その可能性は低いが)、その後継者として注目しているのがアタランタの92年生まれ、ダニエレ・バセッリだ。パリSGはベルガモに何度もスカウトを送っており、ヴェッラッティ獲得時と同じ「先物買い」をもう一度実現しようと目論んでいる。バセッリにはユベントスも目をつけているが、獲得したとしてもあと1年アタランタに置いて成長を待つというのが基本方針。争奪戦は始まったばかりだ。

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