【CLアトレティコ対バイエルン|採点&寸評】超絶弾のカラスコがMOM! レバンドフスキやリベリは低調

2016年09月29日 遠藤孝輔

アトレティコは「らしい」勝利を飾る。

アトレティコ・マドリー対バイエルンのフォーメーション図。(C) SOCCER DIGEST

【アトレティコ・マドリー|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7
ポゼッションで劣りながら(37%)、走行距離で8km以上も上回り、こぼれ球からのショートカウンターで奪った1点を守り切るという「らしい」勝利。最終ラインを低めに設定しながら全体のコンパクトネスを失わず、ボールを奪えば高い頻度で速攻に繋げた点も高く評価できる。
 
監督 ディエゴ・シメオネ 6.5
オーバーアクションで選手と観客を煽るなど相変わらずの熱血ぶり。とはいえ采配は冷静で、強度の高いプレスを繰り返して疲弊する前線の選手を適切な時間に入れ替えた。
 
【アトレティコ・マドリー|選手採点・寸評】
[GK]
13 ヤン・オブラク 6
13分にミュラーの至近距離ボレーを素早い反応でセーブ。その後も的確なポジショニングと判断でゴールマウスを守り続けた。
 
[DF]
2 ディエゴ・ゴディン 7
ハードな寄せでレバンドフスキに起点としての仕事、そしてフィニッシュを許さず。カバーリングも的確で、世界屈指のCBであることを改めて証明した。
 
3 フィリペ・ルイス 6.5
対面のミュラーをほぼ完璧に封じ込む。21分には2人を抜き去ってクロスを上げ、83分にはPKを奪うなど、攻撃面でも大きな貢献を果たす。
 
15 ステファン・サビッチ 6
怪我のヒメネスに代わって先発。強さを利してゴディンとの連携でレバンドフスキを抑えながら、リベリへのケアも怠らなかった。
 
20 ファンフラン 6.5
好調リベリのドリブルやパスを封じて、バイエルンの攻撃力を半減させる。タイミングを心得た軽快な攻撃参加も光る。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページカラスコはこの日のピッチで「もっとも危険な存在」に。

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