【J1採点&寸評】名古屋3-0徳島|MOMはキレと精度が戻ってきたマテウス!名古屋は出場全選手が及第点以上の安定した戦いに

2021年09月11日 今井雄一朗

名古屋――タフな守備で相手にチャンスを作らせなかった

【警告】名古屋=なし 徳島=一美(74分)、石井(90+3分)
【退場】名古屋=なし 徳島=岸本(50分)
【MAN OF THE MATCH】マテウス(名古屋)

[J1リーグ28節]名古屋3-0徳島/9月10日(金)/豊田スタジアム

【チーム採点・寸評】
名古屋 6

思ったよりも点差が開いた印象があるが、それも安定した守備を頼みとした攻め続ける姿勢あってのもの。PKとオウンゴール以外にも決定機は多く、相手GKのファインセーブにも阻まれたところはあり、それでもしっかり勝ちきったという試合に。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
1 ランゲラック 6

セーブの機会はそれほど多くなく、危険な場面自体もほぼ皆無。やや芝が荒れている中ではビルドアップもクリアも安全優先のイメージで、無難に90分を抑えきった。

DF
26 成瀬竣平 6

クロスがオウンゴールになった瞬間は思わずガッツポーズ。手堅い守備だけでなく攻撃時には深いオーバーラップ、インナーラップを見せ、良いアクセントをつけた。

4 中谷進之介 6.5
逆サイドまで張り出していくカバーリングの勘が冴えわたった。垣田など相手FWとのマッチアップもタフにこなし、18試合目のクリーンシートに大きく貢献。
 
20 キム・ミンテ 6
こなれてきたからこそ細かい連係のところに改善点が多く見られるようになってきた。それでもプレーは高水準で、縦へのフィードの質も高かった。

23 吉田 豊 6.5
人数の増減にかかわらずサイドの仕掛けも多かった相手に対し、頑強極まりない対人守備で攻略を許さなかった。終盤には馬力あふれるオーバーラップでもスタジアムを沸かせた。

17 森下龍矢 6(64分OUT)
左サイドハーフながら守備の時には5バックの左ワイドのようにしてプレー。運動量を求められる中で判断力や仕掛けの面でも見るべきものがあり、さらに有用性を増した。

MF
15 稲垣 祥 6

この日は普段よりもさらにビルドアップの始点として低めの位置からプレーをスタート。守備のインテンシティだけでなく、全体のリズムを司るようにボールを良く触った。

5 長澤和輝 6(64分OUT)
動く範囲の広さは稲垣よりもさらに相手陣に深い印象。左右も問わず動き回り、ボールの中継点、奪取ポイントの両方であり続けた。
 

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