【J1採点&寸評】柏1-2神戸|最高点は先制点の郷家を含め4名。MOMに選んだのは…

2021年05月27日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

柏――2失点の原因となった川口を最低点に

【警告】柏=なし 神戸=古橋(49分)、佐々木(74分)
【退場】柏=なし 神戸=なし
【MAN OF THE MATCH】菊池流帆(神戸)

[J1リーグ16節]柏 1-2 神戸/5月26日/三協フロンテア柏スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
柏 5

攻勢に出た前半にチャンスを決め切れず、後半の立ち上がりに一瞬の隙を突かれて2失点。決定機をモノにできなかった前線の面々と、守備対応が稚拙だった最終ラインを厳しく評価した。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 5

積極的な飛び出しを見せていたが、52分には川口の足に当たる不運もあり得点を許す。1失点目はゴール前のシューターがフリーなので、GKにとってはノーチャンスだろう。

DF
24 川口尚紀 3(57分OUT)

後半の立ち上がりは明らかに入りが良くなかった。1失点目はハイボールをバウンドさせてしまったのが痛恨で、2失点目は身体の向きが悪い。後手後手の連続だった。

25 大南拓磨 4
1失点目は目の前でドウグラスにアシストを許してしまう。クロスボールがかなり流れたのだから、コミュニケーションを取ったうえで古賀にマークを受け渡しても良かったのではないか。スペースが空くのでCBが動き過ぎるのは良くない。
44 上島拓巳 4.5
1失点目の際のジショニングは曖昧だったか。味方のカバーリングをできる立ち位置ではなかった。2失点目もアシスト者のドウグラスへのアプローチが中途半端だっただろう。

4 古賀太陽 4
後半開始早々、ドウグラスとスイッチした郷家を見失って失点。ボールウォッチャーになっていて、またマークの受け渡しもできていなかった。

MF
22 ドッジ 5.5

ボールを持てば類まれなテクニックを見せつけ、パスを捌くだけでなくドリブルで推進力ももたらす。攻撃面のプレー水準は高く、椎橋とのバランスも試合を重ねるごとに良化している印象だ。

26 椎橋慧也 6(81分OUT)
ドッジとの関係性を意識しつつ、中盤から的確に攻撃を組みたてた。62分にはFKをヘディングで巧みに合わせてネットを揺らした。

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