【J1採点&寸評】川崎 3-1 福岡|MOMは古巣戦で1ゴール・1アシストのアタッカー。今季初先発の知念も期待に応えるゴール

2021年04月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――守備陣は1点を失うも…

【警告】川崎=谷口(45+2分)、車屋(78分) 福岡=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠野大弥(川崎)

[J1第19節]川崎3-1福岡/4月14日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
 CF知念を今季初先発させ、田中をアンカーに置くなどターンオーバーを採用。雨の影響や福岡の積極的な戦い方もあり、なかなかテンポは上がらなかったが、アピールに燃えていただろう遠野や知念がしっかり結果を残して3-1で勝利。雷雨の影響で約20分伸びたハーフタイムを有効に活用した印象もある。選手層をプラスできた点で収穫も大きかった。MOMは知念も候補だが、1ゴール・1アシストの男を選出。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
27 丹野研太 6
チョン・ソンリョンの負傷後、先発4試合目にしてホームでは初の失点も、相手のFKを褒めるべきか。後半には鋭いセーブや、果敢な飛び出しを見せた。
 
DF
13 山根視来 6.5
前半はそこまで前に出られなかったが、後半は果敢にオーバーラップ。知念の得点は彼のクロスから始まっており、試合終盤にはL・ダミアンとのワンツーで抜け出してトドメの3点目。結果を残した。
 
5 谷口彰悟 6.5
スリッピーなピッチの状況もあっただろう。細かいミスはあり、失点シーンのFKは彼が与えてしまったもの。ただフアンマに対するディフェンスは力強く、クリーンでレベルは高かった。彼がいたからこそ、福岡の攻撃を素早く阻めた。
 
7 車屋紳太郎 6
同郷の谷口と久しぶりのCBを組む。危なっかしいシーンがあったのは反省材料。もっとも左足の好フィードもあり、身体を張った守備も。CBからインサイドハーフへの"車屋―遠野ルート"も開通させた。終盤は左SBとしてリードを守った。
 
2 登里享平 6(79OUT
前半は相手の激しい寄せにリズムを崩される場面が見られた。一方、後半は立て直した印象で、リズムよくパスを送った。

MF
25 田中 碧 6
アンカーとして先発。プレスは速く、ボールを回収して味方につないだ。より鋭い縦パスは入れたかったところか。連戦で終盤は珍しく消耗している姿があったが、今日もよく走った。
 
8 脇坂泰斗 6
前半はボールロストするシーンもあったが、試合を通じて間に入ってパスを引き出そうとする意識が感じられた。プレースキックの質も良かった。
 

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