「印象に残ったのは11番」「オルンガから日本について聞いている」神戸の新助っ人アユブ・マシカが初取材で語ったことは

2021年04月14日 サッカーダイジェスト編集部

「2週間くらいあれば間違いなく完全にフィットできる」

ケニア代表のマシカが隔離期間を経て、ついにチームに合流。そのベールを脱ぐ時が近づいている。(C)VISSEL KOBE

 今季ヴィッセル神戸に加入したケニア代表FWアユブ・マシカが4月14日、複数メディアのオンライン取材に応じた。

 3月26日に念願の来日を果たしていたマシカは、新型コロナウイルスによる政府が定める隔離期間を消化し、ついにチームに合流。4月11日に行なわれた清水エスパルス戦のハーフタイムにはノエビアスタジアムに登場し、すでにサポーターに挨拶を済ませていた。

 神戸の全体練習に参加したのはこの日が初めて。「多少緊張した部分もありますが、本当に待ち望んでいたし、すごく良いトレーニングができました」と笑顔で答えた。

 来日までの期間はベルギーのブリュッセルにある自宅でトレーナーとともにフィットネス向上に努めていたというが、実戦感覚を取り戻すには、まだ多少の時間を要しそうだ。それでも、はやる気持ちを抑えられない様子が窺えた。

「チームはすでにリーグ戦を戦っていて、1週間に2回ずつ試合があるなかで、やっぱりコンディションも彼らのほうがだいぶ先をいっているので、そのなかにパッと入っていくのは難しいと思います。

 でも、そのなかでも、例えば15分出るとか、少しずつプレータイムを増やしていけるのであれば、感覚ですが2週間くらいあれば間違いなく完全にフィットできる。そのなかで、監督やチームの状況のなかで、どれくらいのプレータイムがあるか分からないですが、プレーしていければと考えています」
 
 マシカはベルギーのヘンクで育ち、トップチームに昇格後は、同じベルギーのリールセを経て、中国の北京人和や黒竜江火山鳴和泉でプレー。さらに2020年1月にはイングランド2部のレディングにも所属した。

 持ち味は爆発的なスピードを生かしたドリブルだ。現在の4-4-2システムを採用する神戸での起用を自己分析する。

「今のチーム状況であればサイド。特に左サイドはもともと自分の主戦場でした。もちろん右サイドも同じようにできると思います。あと3つ目は、セカンドストライカーやトップ下、2トップの片方。中盤でもプレーするし、前にも出ていくポジションはできるかなと思います」
 

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