【J1採点&寸評】名古屋1-0広島|豪快弾炸裂のレフティがMOM!17試合目の完封達成の守備陣も高評価

2020年12月19日 今井雄一朗

名古屋――勝負強さを身につけた今季を象徴するような勝ち方

【警告】名古屋=なし 広島=なし
【退場】名古屋=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】前田直輝(名古屋)

[J1リーグ34節]名古屋1-0広島/12月19日/豊田
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 6
劣勢にも見える展開のなかから粘り強くスコアレスの時間を続け、途中交代の前田の使い方を変えたところから決勝点。勝負強さを身につけた今季を象徴するような勝ち方だった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6.5
ペナルティエリア内をカバーするハイボールの守備と冷静なコーチングが守備を引き締めた。前半終了間際には際どいシュートをかき出し、17試合目のクリーンシート達成に大きく貢献。

DF
34 オ・ジェソク 6
対面の東の機動力には手を焼いていたが、要所を締めて守備を安定させた。攻守に頑健さを見せる部分はいつも通りで、攻撃のサポートも手厚かった。

4 中谷進之介 6.5
D・ヴィエイラを目がけたハイボールも多い試合に、果敢に身体をぶつけて対応した。五分の勝負でもその後の展開を許さない粘り強さは、読みの鋭さも感じさせた。

3 丸山祐市 6.5
キャプテンとしての振る舞いも毅然としており、チームに対する影響力も感じさせた。空中戦、フィード、対人守備とハイレベルにプレーし無失点に貢献。

23 吉田 豊 6.5
ボールを持てばボールを前に運び出し、決勝点の場面を含め後半は中寄りのポジショニングでも相手を困らせた。守備でも判断力に優れたところを見せ、全く崩れなかった。
 
MF
15 稲垣 祥 6.5
古巣を相手に獅子奮迅の働き。守備の局面での粘り強さ、攻撃につながるボール奪取、シュートも積極的に打ちに行き、チームの攻守を支えた。

2 米本拓司 6(63OUT
ボールへのアプローチと機を逃さない縦方向へのプレーは劣勢のなかでもチームを勇気づけた。後半になると疲労が目立ち、試合の流れを踏まえた戦術的交代に。

次ページ名古屋――指揮官は試合後に「約束を守れて嬉しい」と笑顔

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事