【J1採点&寸評】仙台1-3鹿島|3得点全てに絡み、別格の存在感を見せた男をMOMに!攻守で大活躍のGKも高評価

2020年11月22日 小林健志

仙台――椎橋はくさびのパスから決定機を作ろうと孤軍奮闘

【警告】仙台=なし 鹿島=奈良(48分)
【退場】仙台=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】エヴェラウド(鹿島)

[J1・28節]仙台1-3鹿島/11月21日(土)/ユアスタ
 
【チーム採点・寸評】
仙台 5.5

前半はなかなか攻撃で前進できず、クロスを多く入れられてしまった。後半開始早々クロスからの失点後は、相手GKのフィードからとカウンターで失点を重ね、1点返すのがやっと。中2日の連戦でコンディションを調えるのが厳しく、ここ2試合の内容の良さを見せられなかった。

【仙台|採点・寸評】 
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 6
特に前半はファインセーブ連発で無失点での折り返しに大きく貢献した。しかし後半は3失点。いずれもGKが責められるべきものではなかったが、1失点目を止められていれば、違った展開になったかもしれない。
 
DF
36 柳 貴博 5
対面の相手に突破を許す場面が多く、中へ絞っての守備でも1失点目はエヴェラウドに競り負けてしまった。攻撃では何度かクロスは上げていたが、精度が低かった。
 
39 金 正也 5.5
前半は相手の攻撃陣に対し、よく身体を張れていて、ボールを奪った後はできるだけ前方へ縦パスを入れようと心掛けていたが、後半はマークにつききれない場面も多くなった。
 
13 平岡康裕 5
最後尾で相手の攻撃をよくはね返していたが、ミスからピンチを招くことも。後半の失点後はチーム全体が前へ出て行かざるをえなくなり難しい対応を迫られ、2失点目はロングフィードを上田に競り負けたことで、相手にシュートまで持ち込まれてしまった。
 
2 パラ 4.551OUT
疲労からかプレー精度が低く、相手に簡単にクロスを上げられる場面が目立った。後半開始早々自身のサイドからクロスを上げられて失点し、すぐに途中交代となった。
 
MF
5 椎橋慧也 6
くさびのパスから決定機を作ろうと孤軍奮闘。インターセプトからビッグチャンスも演出した。長沢のゴール時は左サイドにオーバーラップして、広瀬の注意を引きつけることに成功した。
 
26 浜崎拓磨 5.5
連戦の疲労は否めず、3失点目はパスミスが起点だった。それでも1点を返した場面はアシストした蜂須賀へのサイドチェンジのパスを出し、ゴールにつながるプレーを出そうという姿勢が実った。
 
6 兵藤慎剛 5.551OUT
広い視野を生かし、上手くサイドチェンジをするなど光るプレーもあったが、守備に追われる時間が長く、攻撃で持ち味を出し切れなかった。

次ページ仙台――前半耐えて後半勝負のプランだったが…

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