【J1採点&寸評】浦和3-1C大阪|"坂元封じ"&強烈ミドルのレフティがMOM!J1通算得点ランク単独4位の興梠も高評価

2020年10月25日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

浦和――山中は、坂元を封じ、強烈ミドルで勝ち越し弾も

【警告】浦和=橋岡(37分)、杉本(87分) C大阪=瀬古(33分)
【退場】浦和=なし C大阪=なし
【MAN OF THE MATCH】山中亮輔(浦和)

[J1第24節]浦和3-1C大阪/10月24日/埼玉スタジアム2002

【チーム採点・寸評】
浦和 7

丁寧に試合を運び、見事ホームで連勝を飾る。先制を許したものの、すぐさま追いつき、前半のうちに逆転に成功。なにより以前まで単調だった攻撃が多彩になっているのが大きな収穫だ。


【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6

28分の豊川のシュートには手も足も出せず……。それでも69分にB・メンデスのヘディングをかき出したのは、素晴らしかった。

DF
5 槙野智章 6

身体を張ってシュートブロックに入り、山中のカバーリングもそつなくこなした。先制された直後にチームメイトを集め、気持ちを切り替えさせた点も称賛に値する。

MAN OF THE MATCH
6 山中亮輔 7(90+7分OUT)
要注意人物のひとりであるドリブラーの坂元に粘り強く対応し、仕事をさせなかった。さらに強烈なミドルシュートで勝ち越し弾も奪ってみせた。このレフティこそ、この試合の勝利の立役者だ。

27 橋岡大樹 6
清武がボールを持てば、自由にさせまいと素早いチェックを繰り返した。相手アタッカーにかわされる場面はあったが、トータルで見れば悪くない出来だった。

31 岩波拓也 6
豪快なロングフィードで攻撃のスイッチを入れた。豊川に振り切られたのは悔いが残るも、それ以外では相手FWに食らいつき、勝利に小さくなく貢献。
 
MF
7 長澤和輝 6.5

守備の要所要所で存在感を発揮。ボールホルダーを素早く囲い込み、圧力をかけ続け、相手の厚みのある攻撃を分断させた。

8 エヴェルトン 6
いち早くセカンドボールに反応し、相手の二次攻撃をストップした。またボールロストが少なく、攻撃の起点として機能していた。

11 マルティノス 6(85分OUT)
相手DFをかわし切れずに、なかなかボールを前に運べずにいた。しかし71分にこぼれ球を押し込んでダメ押しの3点目をゲット。仕事は果たした。

24 汰木康也 6.5(90+7分OUT)
トラップミスが散見されるも、時折見せるドリブルは鋭かった。32分にエリア内でファウルを誘ってPKを獲得し、71分には左サイドを突破して3点目を演出してみせた。
 

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