【J1採点&寸評】名古屋1-0川崎|MOMは値千金の決勝弾を挙げたストライカー! 川崎の大型ルーキーも存在感

2020年08月24日 今井雄一朗

名古屋――すべてにおいて狙い通りの最高の試合に

【警告】名古屋=ランゲラック(90+5分) 川崎=なし
【退場】名古屋=なし 川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(名古屋)

[J1リーグ12節]名古屋1-0川崎/8月23日/豊田スタジアム

【チーム採点・寸評】
名古屋 7
かなりのタフゲームになったが、金崎が決めた虎の子の1点を守りきり、今季負けなし10連勝の独走首位から勝利を得た。守備の狙い、粘り強さ、勝負強さ、すべてにおいて狙い通りの最高の試合に。

【J1第12節PHOTO】名古屋 1-0 川崎|名古屋が金崎の執念のヘッドで快進撃を続ける川崎を撃破

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6.5
引いて守る展開はキーパーにとっては難しい場面も多いはずだが、冷静に、そして堅実にゴールを守り続けた。彼の存在感が川崎のシュートの決断を鈍らせたところも多分にあるはず。

DF
26 成瀬竣平 6
三笘とのマッチアップにはかなりの苦戦を強いられたが、ディフェンスラインの連係では穴を空けず。後半は1列前のポジションでも奮闘した。

4 中谷進之介 6.5
序盤はやや浮足立つところもあったが、最初のピンチを身体を張って防ぐと、あとは上り調子に。速さのあるパスワークを冷静に見極め、空中戦でも勝率高く鉄壁を築き上げた。

3 丸山祐市 6.5
常にDF陣を引き締めるコーチングを絶やさず、ポゼッションの部分でも中盤との良い関係性を築いた。フィードのミスはやや悪目立ちするも、ゴール前のトライアングルは強固そのものだった。

23 吉田 豊 6.5
サイドに起点を作りに来た川崎の目論見をことごとく潰して回る大活躍。マテウスが攻めに専念できたのも、彼のディフェンス力の高さがあってこそ。
 
MF
15 稲垣 祥 6.5
目が回るような相手のパスワークにも食らいつき続け、中盤での主導権を渡すまいと奮戦。連戦の疲労を感じさせず、決勝点の起点となるダイレクトパスなど、様々なシーンで貢献した。

10 ガブリエル・シャビエル 6(53分OUT)
トップ下の位置にはなかなかボールが入ってこず苦戦。それでもビルドアップへの加勢でなんとか相手に対抗しようとした。

8 ジョアン・シミッチ 6.5
持ち前のゲームメイク力、空中戦の強さは守りきる展開のなかでは欠かせない要素だった。後半になると相手のパスワークを寸断する賢いポジショニングでも勝利に貢献した。
 

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