【THIS IS MY CLUB】「全カテゴリーで優勝を」名手フェルナンジーニョが語る鳥取の魅力と注目選手「J1でもやれるのは…」

2020年06月22日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

「3位に入った2018年を超える成績を…」

鳥取在籍6年目となるフェルナンジーニョ。(C)GAINARE TOTTORI

 現在J3のガイナーレ鳥取はJリーグ加盟10年目の節目の年を迎えた。今シーズンは過半数の選手が入れ替わるなどフレッシュなチームで、「情熱」をスローガンにJ3優勝、J2昇格を目指している。

 今回、サッカーダイジェストもその一員となっている「DAZN Jリーグ推進委員会」では、「THIS IS MY CLUB – FOR RESTART WITH LOVE - 」と称して、各クラブの「在籍最長選手」へのインタビューを実施。鳥取では、在籍6年目で10番を背負う、FWフェルナンジーニョにクラブへの想いを語ってもらった。

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――今シーズンのチームの注目点は?

「攻撃面です。自分が経験してきたチームのなかでも攻撃力のあるチームだと思う。良いサッカーを披露できると思うので、リモートマッチが終わったら、ぜひ観てください。我々の良さが出せるように、もちろんディフェンスをしっかりすることも重要です。いくら点を取っても勝てなくては仕方ないので、安定感を持ってプレーしていきたいと思います」

――今シーズンの目標は?

「チームとしては、もちろん優勝してJ2に行けるように頑張りたい。個人的にはJリーグ全てのカテゴリーでの優勝を達成ということにあります。2018年は9ゴール・11アシストで、チームも3位でした。今年はそれを超える、12ゴール・12アシストをして、チームを優勝に導ければと思っています」
 
――2005年にJ1のガンバ大阪で、2012年にはJ2のヴァンフォーレ甲府で優勝を経験しています。J3はまた違う面も多いのでは?

「環境面や待遇面もあり、J3に若い選手が集まるのは仕方のない。ただ、その中でモチベーションが高く、情熱のある選手はJ2、J3とステップアップしていく可能性が大いにあります。実際に、2018年に加入し、1年目でJ3得点王となった(浦和レッズFWの)レオナルドはあっという間にステップアップしていった。ほかにも、馬渡和彰(湘南ベルマーレDF)や、中山仁斗(水戸ホーリーホックFW)は、最初からサッカーに対する姿勢や情熱が素晴らしかった」

――今年は15選手が加入するなど、過半数が入れ替わりました。注目の新加入選手は? 

「トレーニングを見ていても動ける選手が多くて、その中でも5、6人は活躍が期待できる選手がいると思っています。J1でも通用する選手だと思うのは、FWの大久保優選手(関西大から加入)です。いまJ1に行ったとしても、ゴールを奪えるでしょう」

――今季の鳥取は、昨年のチーム内得点王の林誠道選手がFC今治へ移籍。ワントップのポジションをいずれも新加入の大久保、ジョアンデルソン、田口裕也の3選手で争う恰好です。

「3人の中での競争というのももちろんあります。ただ、各々に合わせた形で僕がハマっていければ良いと思うので、3人の持ち味をみながら、彼らに多くのアシストをできるように今後コンビネーションを磨いていければいいと思っています」
 

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