巻誠一郎が選ぶJ歴代最強チーム「対戦時は一瞬たりとも気が抜けず、落ち着けなかった」

2020年06月04日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

「個の能力が非常に高くて、勝負強かった」

巻が1位に選ぶ「06年の浦和」の布陣。MVPにはポンテ、MIPにはワシントンを挙げている。(C)SOCCER DIGEST

 5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に"歴代で最強だと思うチームトップ3"を選んでもらっている。ここでは、現役時代に千葉などで活躍し、06年のドイツ・ワールドカップに出場した巻誠一郎氏の"トップ3"を紹介しよう。

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「巻誠一郎が選ぶ"最強チームトップ3"」
1位:2006年の浦和レッズ
2位:2006年のガンバ大阪
3位:2005年のジェフユナイテッド千葉

 
 基本的に対戦経験があるチームから選びました。特に覚えているのは個の能力が非常に高くて、勝負強かった06年の浦和。対戦時は一瞬たりとも気が抜けず、落ち着けなかったです。

 なかでもポンテとワシントンのふたりが強烈でした。ポンテがボールを持った時の得点の匂いが凄くて、ワシントンのパワーは日本人からしたら規格外。あれだけタレントが揃うと、まとまらないイメージがあるけど、機能していたのは驚きです。
 

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