「今世紀に輝く選手」とクロップが絶賛! バルサとマンUを“落選”した今注目のブラジル人アタッカーとは?

2020年03月07日 田嶋コウスケ

衝撃の70メートル独走弾

入団1年目のアーセナルでいきなりブレイクを遂げたマルチネッリ。末恐ろしい逸材が現われた。(C)Getty Images

■GABRIEL MARTINELLI
ガブリエウ・マルチネッリ(アーセナル/ブラジルU-23代表)
生年月日/2001年6月18日(18歳)
出身地/グアルーリョス(ブラジル)
身長・体重/180㎝・75kg
主要ポジション/CF、ウイング
A代表/未招集
ユース年代の代表歴/ブラジルU-23
キャリアの転機/アーセナル入団(19年)


 いつか欧州でプレーするような偉大なフットボーラーになってほしいーー。

 父親のジョアオは、幼い息子に壮大な夢を託していた。息子の名は、ガブリエウ・マルチネッリ。19年6月に18歳になったブラジル人青年は、そんな父親の夢をキャリアの序盤で叶えてみせた。

 2019年7月にアーセナルと契約すると、翌月に行なわれたニューカッスルとのプレミアリーグ開幕戦で途中出場。いきなり欧州トップレベルの舞台に立ったマルチネッリは、9月24日のリーグカップ3回戦、ノッティンガム・フォレスト戦で初先発を飾り、しかもその試合で2ゴールを奪ってみせたのである。

「彗星のごとく現われた次世代のスター候補」

 欧州サッカー界に突如として出現し、驚くべきスピードで階段を駆け上がる若きアタッカーを、英メディアは期待を込めてそう評した。

 勢いはそれだけで止まらなかった。ウナイ・エメリ前監督の下で出番を着実に増やしていくと、12月に発足したミケル・アルテタ政権下でもハイパフォーマンスを連発。圧巻だったのは、24節チェルシー戦のゴールだ。

 0-1で迎えた63分、自陣でCKのクリアボールを収めると一気に加速。約70メートルをドリブルで持ち込み、最後は冷静にGKケパ・アリサバラガの横を抜いて、退場者を出したチームを救う貴重な同点弾を決めたのである。

 まさに評価はうなぎ上りで、リバプールのユルゲン・クロップ監督からは「今世紀に輝く選手の一人。素晴らしいストライカー」と最大級の賛辞を受けた。

 01年6月18日、ブラジルはサンパウロ市郊外のグアルーリョスで生を受けた。物心ついた頃にはボールを蹴り始め、3歳で地元のクラブに入団。ただし、初めて加入したのはフットサルのチームだった。

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