【J1採点&寸評】名古屋0-1鹿島|MOMは決勝点を呼び込んだ鹿島の右SB。名古屋はホーム最終戦で寂しい出来

2019年12月09日 今井雄一朗

名古屋――中谷は痛恨のオウンゴール

【警告】名古屋=伊藤(89分) 鹿島=町田(28分)
【退場】名古屋=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】永木亮太(鹿島)

[J1 34節]名古屋0-1鹿島/12月7日/豊田
 
【チーム採点・寸評】
名古屋  
フィッカデンティ監督の下で築き上げてきた守備組織は維持しつつ、攻撃面で組み立てを重視して戦うもフィニッシュまでにたどり着くことが少なかった。シュート6本で決定機なしではホーム最終戦としてもあまりに寂しい。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 5.5
セービングの機会はそれほど多くなかったが、ペナルティエリア付近のボール処理に機敏な反応。終了間際にはセットプレーでゴール前に行き、観客を沸かせた。

DF
6 宮原和也 5.5
サイド攻撃が上手く回らないなかで懸命に助力を試みるも、チームの動きが全体的に鈍かった。対人守備では町田にやられはしなかった分、自分が上がった時に仕事をしたかった。

17 丸山祐市 5.5
嫌なところを突いてくる鹿島のカウンターに目を光らせ、オウンゴール以外での失点を許さなかったのは彼の奮闘によるところが大きい。
 
20 中谷進之助 5
オウンゴールは不運な形だったが、失点は失点なのでこの採点に。うまく土居を押さえ、以降は安定した守備を見せていただけに、件のプレーだけが残念だった。

36 太田宏介 5
荒れたピッチの影響もあったが、クロス精度をこの日は欠いた。守備面では取り立てて綻びもなかったが、攻撃面での貢献度がもう少し欲しい。
 
MF
2 米本拓司 6
超人的とも言える運動量と危険な場面への嗅覚でチームを救いまくった。0-1で終えられたのは彼の頑張りによるところが非常に大きい。

8 ジョアン・シミッチ 5.5
最終節にして序盤戦の輝きを取り戻したようなプレー。パワーと技術、視野の広さを利したゲームメイクは見ていて唸るばかり。
 

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