数メートルの距離にいながら…
古巣バルサへの復帰を画策しているネイマール。だが高額な移籍金がネックとなり交渉は進展していない。 (C) Getty Images
ブラジル代表FWのネイマールが今夏の移籍市場でパリ・サンジェルマンを去り、古巣バルセロナへの復帰を画策しているというのは周知の事実だ。だが、そんなセレソンの至宝が見せる振る舞いが物議を醸し続けている。
中国の深圳での夏のプレシーズンツアー中に見せた行動が、フランス国内で不興を買っているのだ。
まず、問題が起きたのは、現地時間8月2日の夕方にレオナルドSDがチームに合流した時のことだった。翌日に深圳で、リーグ・アン王者のパリSGとフランス・カップ覇者レンヌが対決するトロフェ・デ・シャンピオンが組まれていたため、1万キロも離れたパリから駆けつけたのだ。
到着したばかりのレオナルドがトレーニング場に出現すると、練習を終えたばかりだった選手たちが次々と挨拶。同胞のマルキーニョスは温かく歓迎し、チアゴ・シウバは遠くから駆け寄ってきて、言葉を交わした。
しかし、ネイマールだけは違った。ほんの数メートルの場所にいながら、握手も挨拶もせず、目を合わせなかったのだ。それはシカトをしたと思われても仕方ない態度で、そそくさとファンサービスへ向かって行ったのである。
中国の深圳での夏のプレシーズンツアー中に見せた行動が、フランス国内で不興を買っているのだ。
まず、問題が起きたのは、現地時間8月2日の夕方にレオナルドSDがチームに合流した時のことだった。翌日に深圳で、リーグ・アン王者のパリSGとフランス・カップ覇者レンヌが対決するトロフェ・デ・シャンピオンが組まれていたため、1万キロも離れたパリから駆けつけたのだ。
到着したばかりのレオナルドがトレーニング場に出現すると、練習を終えたばかりだった選手たちが次々と挨拶。同胞のマルキーニョスは温かく歓迎し、チアゴ・シウバは遠くから駆け寄ってきて、言葉を交わした。
しかし、ネイマールだけは違った。ほんの数メートルの場所にいながら、握手も挨拶もせず、目を合わせなかったのだ。それはシカトをしたと思われても仕方ない態度で、そそくさとファンサービスへ向かって行ったのである。
そもそもネイマールは、昨シーズンの終盤に負傷を理由に早々にブラジルへ帰国し、休暇中もメディアを通じて古巣バルサにラブコールを送ったうえ、7月の中旬に予定されていた始動日にも大幅に遅れて合流していた。
そんなネイマールの自分勝手な行動を、今夏からSDに就任したレオナルドが許容するはずがなかった。本人を個人的に呼び出してお灸を据えたうえ、さらに話し合いの後には、チームメイトたちの面前で、遅刻問題で罰金処分を受けること、全体トレーニングにはしばらく参加させないことなどを告げたのだ。
完全に面子を潰されたネイマールは相当に気分を悪くし、今回の"シカト騒動"に発展したのである。
さらに3日のトロフェ・デ・シャンピオンでも"事件"が起きた。
2-1でレンヌを破り、歓喜に沸くパリSG選手たちが、試合後の表彰セレモニーで次々にメダルを首にかけてもらうなか、試合を欠場したネイマールは帽子を目深にかぶり、ふくれっ面で最後尾を歩き回り、さらに全員が紙吹雪を受けながらトロフィーを掲げる際にも、チームの輪からやや離れた場所に立ち、まるで「優勝写真には納まりたくない」とでも言いたげな行動を見せたのである。