日本がトップに立ったのは?優勝オッズ、平均年齢…4つのデータで出場12か国を徹底比較【コパ・アメリカ】

2019年06月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

優勝オッズのトップは?

20年ぶりにコパ・アメリカに出場する日本。果たしてどういった戦いを見せるのか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間6月14日、南米の覇権を争う"最古の世界大会"コパ・アメリカが、ブラジルで開幕した。今大会、出場するのは12チーム。日本は"招待国"として1999年以来、2度目の参戦を果たす(日本の初戦は6月17日20:00[日本時間18日8:00]のチリ戦)。ちなみにカタールも日本同様に招待国として参加している。
 
 さて日本にとっては南米と真剣勝負ができる貴重な機会となるが、招待国としての参戦であるため、選手への"拘束力"が働かず、主力メンバーの招集を断念。東京五輪世代中心のフレッシュな顔ぶれで臨むことになった。
 
 では、他国と比べて日本の今大会の立ち位置はどういったものなのか。ここでは4つのデータから出場12か国をランキングしてみた。
 
 まず6月14日に更新されたFIFAランキングと、優勝オッズだ。優勝オッズはイギリスのブックメーカー「ウィリアム・ヒル」のデータを参照した。
 
■FIFAランキング
1位 ブラジル(FIFAランク3位)
2位 ウルグアイ(FIFAランク8位)
3位 アルゼンチン(FIFAランク11位)
4位 コロンビア(FIFAランク13位)
5位 チリ(FIFAランク16位)
6位 ペルー(FIFAランク21位)
7位 日本(FIFAランク28位)   
8位 ベネズエラ(FIFAランク33位)
9位 パラグアイ(FIFAランク36位)
10位 カタール(FIFAランク55位)
11位 エクアドル(FIFAランク60位)     
12位 ボリビア(FIFAランク62位)
 
■優勝オッズ
1位 ブラジル(2.25倍)
2位 アルゼンチン(4.33倍)
3位 ウルグアイ(8.50倍)
4位 チリ(9.00倍)
5位 コロンビア(10.00倍)
6位 ペルー(21.00倍)
7位 エクアドル(29.00倍)
8位 日本(34.00倍)
9位 パラグアイ(34.00倍)
10位 ベネズエラ(41.00倍)
11位タイ ボリビア(51.00倍)
11位タイ カタール(51.00倍)
 
 出場12か国のなかで、FIFAランク、優勝オッズともにトップに立ったのは開催国のブラジルだ。もっとも大会直前にエースのネイマールを負傷で失っただけに、優勝がノルマとなるセレソンも盤石ではない。
 
 そのブラジルに続くのが、ウルグアイとアルゼンチンだ。日本とグループリーグで同組のウルグアイは、FIFAランクでは12か国中2位、優勝オッズでは3位とトーナメントの主役として期待されている。また、先日メッシが代表復帰を果たしたアルゼンチンは、FIFAランクでは12か国中3位だったが、優勝オッズでは2位と下馬評はやはり高い。
 
 一方、気になる日本はFIFAランクでは12か国中7位と健闘。そのためか、優勝オッズもグループリーグで同組のベネズエラ、また日本が初めて出場した1999年大会で0-4と大敗したパラグアイらを上回る位置づけとなった。
 

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