【ミラノ・ダービー|採点&寸評】先制点のインテルMFがMOM!ミランの新エースはほろ苦いデビューに…

2019年03月18日 片野道郎・白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

ミランは13年ぶりの6連勝を逃す。

【警告】ミラン=ロドリゲス(32分)、ロマニョーリ(66分)、スソ(80分) インテル=ブロゾビッチ(14分)、ベシーノ(79分)、ガリアルディーニ(90+3分)

[セリエA第28節 ミラン-インテル/2019年3月17日(日)/ジュゼッペ・メアッツァ]
 
【ミラン|採点&寸評】
チーム 5
直近の内容と結果から有利が伝えられていたが、13年ぶりの6連勝を逃す。相手の圧力に屈してミスを連発して後手を踏み、後半はやや盛り返したものの、結局は一度もリードを奪えなかった。レフェリーの微妙な判定に振り回されたのは事実だが、それはインテル側も同じで、言い訳にならない。

[GK]
99 ジャンルイジ・ドンナルンマ 5.5
開幕戦以来の3失点。とはいえPKを含めていずれも対応が難しいもので、大きな責任は問いにくい。
 
[DF]
2 ダビデ・カラブリア 5
先制点ではアシスト役のマルティネスを見失う。58分以降は左に回るが、不慣れな位置だけにやはり攻守でやや中途半端だった。
 
22 マテオ・ムサッキオ 6.5
49分に危険なカウンターを潰せば、71分にはこぼれ球を蹴り込んで2点目を挙げる。最終ラインの中ではもっともハイクオリティーだった。
 
13 アレッシオ・ロマニョーリ 5.5
不安定なロドリゲスのフォローに追われ、2失点目では得点者のデフライに競り負ける。66分には審判への執拗な抗議でイエローを食らう。
 
68 リカルド・ロドリゲス 4.5(58分OUT)
先制点の場面ではペリシッチへの対応があまりに杜撰。32分にはトラップミスから警告を受ければ、52分にも危険なボールロスト。散々な出来で途中交代する。
 
 
[MF] 
79 フランク・ケシエ 5(69分OUT)

普段と比べるとボールに絡む機会が少なく、スクランブル体勢の58分以降は右SBに回る。不本意な出来での途中交代に不満気で、ベンチで怒りを爆発させてひと悶着も。

14 ティエムエ・バカヨコ 7
ボールを奪い、捌き、持ち上がりと際立ったプレーを見せ、57分にはヘディングでミラン加入後初ゴール。ミランが引き分けか勝利ならマン・オブ・ザ・マッチの出来だった。

39 ルーカス・パケタ 5.5(46分OUT)
8分にミドルでチーム初シュートを放てば、20分にも惜しいヘディング弾。ただ、太腿を痛め、前半だけでベンチに下がった。
 

次ページゴール量産中の主砲が不発に終わる。

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