開幕直前に川崎・鬼木達監督を直撃!気になる“エウシーニョの後釜問題”&“新助っ人レアンドロ・ダミアンの活用法”は?

2019年02月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

右SBは3人が定位置を狙う構図に

新シーズン開幕へ意気込みを語ってくれた鬼木監督。今季はリーグ3連覇を目指す。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト編集部)

 J1開幕まで約1週間と迫った2月14日、J1・18クラブの監督と各代表選手が参加するキックオフカンファレンスが東京都内で行なわれた。
 
 神戸のアンドレス・イニエスタ、鳥栖のフェルナンド・トーレス、名古屋のジョーらの周りに人だかりができるなか、リーグ2連覇中の王者・川崎を率いる鬼木達監督も静かに、それでもハッキリと「リーグ3連覇そして、カップ戦も勝ち取りたい」と、新シーズンへの意気込みを語った。
 
 さて鬼木体制3年目となった今季の川崎は、小さくない変化が起きそうだ。それは連覇の立役者とも言えたエウシーニョが抜けた右SB、そして元ブラジル代表のFWレアンドロ・ダミアンを加えた前線だ。
 
 エウシーニョの後釜としては、ブラジルのヴィラ・ノヴァから26歳のマギーニョ、広島から27歳の馬渡和彰を補強。さらに既存戦力のMF鈴木雄斗をSBへコンバートし、現状は3人を競わせている形だ。その狙いを指揮官は説明する。
 
「今季の右SBは競争の場になると思いますね。今までは絶対的な存在がいましたが、そこに新たな争いが起こることで、プラスアルファを生み出したい。もちろんここからレギュラーに相応しい選手が出てきてくれるのがベストですが、今は右SBが本職ではない選手も定位置を狙っていますし、競わせて生まれたエネルギーをポジティブに捉えたいです。それに対戦相手によって人選を変えられるのも大きいと思います」
 

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