【セルジオ越後】勢力図が変わりつつあるACL。アントラーズはリベンジを果たせるか

2018年10月01日 サッカーダイジェスト編集部

熱戦が予想される“日韓対決”

アントラーズはACLでベスト4に進出。準決勝で韓国の水原と対戦するけど、昨年の浦和に続く優勝を目指してもらいたい。写真:徳原隆元

 今年のACLでは、アントラーズが悲願のアジア制覇に向けて邁進しているね。日本勢で唯一、グループステージを突破し、ベスト4に進出した。
 
 リーグ戦では取りこぼしが目立つけど、7月にジーコがテクニカルディレクターに就任してから、徐々に復調している印象だ。ACLでは自慢の勝負強さを発揮し、準々決勝では新戦力のセルジーニョが計2ゴールを決めたりと、良い風が吹き始めているんじゃないかな。
 
 期待したいのは昨年のレッズに続くアジア制覇で、アントラーズにとっては長年、逃し続けてきたタイトルなだけに、モチベーションは高いはずだ。
 
 残る壁はあとふたつ(準決勝、決勝もホーム&アウェー方式で行なわれる)。まずは準決勝で韓国の水原と対戦する。"日韓対決"となっただけに熱戦が予想されるけど、水原にはスーパーな助っ人はいないし、勝てるチャンスは十分にあるよ。
 
 ホームでの第1戦を確実にモノにし、アウェーの第2戦をしぶとく戦う。したたかな試合運びはアントラーズの専売特許だから期待したい。
 
 もし優勝すれば、年末にUAEで開催されるクラブワールドカップに出場できる。再びレアル・マドリーと対戦できるチャンスも得られるだけに、楽しみだ。柴崎の2ゴールなどで善戦した2016年の決勝のリベンジを果たしてほしいね。

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