"イニエスタ&トーレス"との連係不足を韓国メディアが指摘「つなげる味方がいない」「どれも未完成」

2018年07月25日 ピッチコミュニケーションズ

イニエスタがもたらした経済効果に注目するメディアも

イニエスタ(左)とF・トーレス(右)のJリーグデビューは、韓国でも多くのメディアが取り上げた。(C)SOCCER DIGEST

 7月22日に行なわれたJ1リーグ17節で、ヴィッセル神戸に加入したアンドレス・イニエスタと、サガン鳥栖に加入したフェルナンド・トーレスがJリーグデビューを果たした。イニエスタは湘南ベルマーレ戦の後半に交代出場。F・トーレスもベガルタ仙台戦に後半から交代出場したが、ふたりのJリーグデビューは韓国でも報じられている。
 
「年俸32億円のイニエスタ、年俸8億円のトーレス、Jリーグデビュー戦の成績は?」(『スポーツ京郷』)
「"無敵艦隊デュオ"イニエスタとトーレス、同じ日にJリーグデビュー…チームは敗戦」(『THE FACT』)
 
 といった具合で、特に日本のサッカーファンの熱狂ぶりを伝えるメディアが多い印象だ。
 
『ヘラルド経済』は、「イニエスタとトーレス、Jリーグデビュー戦…日本が揺れた」とした記事で、イニエスタのデビュー戦となった湘南ベルマーレ戦の観客数が神戸のホームゲームでは今季最多の26,146人を記録したことなどを紹介し、「Jリーグファンが熱狂している」と報じた。
 
 また、「"スペインのトップ"イニエスタ、トーレス、Jリーグと日本を"強打"」と題した『OSEN』の記事も、この日の試合でF・トーレスは誰よりも人気が高かったとしたうえで、イニエスタの人気は「トーレス以上だった」と伝え、「ふたりはJリーグに強い衝撃を与えた」と綴っている。
 
 イニエスタとトーレスのJリーグ参戦がもたらす経済効果に注目するメディアも見られる。
 
『スポーツ・ソウル』は、「イニエスタ効果を享受する神戸…ユニホーム品切れにチケット売上10倍増」とした記事で、イニエスタのデビュー戦の指定席チケットが試合前に売り切れとなったことなどを紹介。「神戸がアウェーゲームに臨む時は、他のクラブも"イニエスタ効果"を享受できる」として、「イニエスタの日本参戦は、ヴィッセル神戸とJリーグに大きな影響を及ぼしている」と報じている。
 
 そのほかにも、ふたりが参戦したことで「Jリーグは"新たな好況期"を迎えている」と伝えた『Best Eleven』など、数多くのメディアが経済効果について取り上げている。
 

次ページ「イニエスタのパスをゴールにつなげられる味方がいなかった」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事