【総体】富山一が27回目の本大会へ!"変則4-4-2"を採用し、無失点優勝を達成!

2018年06月04日 安藤隆人

今予選で採用したのは常用している変則的な5-3-2ではなく…

変則的なシステムのトップ下に入る小森。最前線を置かない特殊な布陣を機能させる上で欠かせない人材だ。写真:安藤隆人

 富山一を率いる、高校サッカーきっての策士・大塚一朗監督が、インターハイ予選でもその片鱗を見せ、2年連続27回目のインターハイ出場を手にした。

 今年はプレミアリーグに再昇格し、EASTに組み込まれて青森山田、FC東京U-18などこの年代のトップクラスのチームと対戦を重ねた。

 この戦いでチームが採用しているのが、昨年度から継続する"5‐3‐2の変則5バック"だ。これは枚数を増やし、しっかりとした守備で戦うことはもちろん、攻撃に転じた時は両ウィングバックが一気に前線へ飛び出し、3ボランチからの球出しと2トップのタメを使って、破壊力あるカウンターを繰り出す狙いがある。

『ただのベタ引き』ではない。選手個々の戦術的な理解力が求められるハイレベルな戦い方を、富山一はきっちりこなしている。
 
 そして、格上のチームが揃うプレミアリーグから、今度は自分たちが一番の格上となるインターハイ予選に戦いの場をシフトした。90分ゲームから70分ゲームになり、すべて一発勝負。これまでとは異質な戦いの中で、大塚監督が採用したのは変則的な"4‐4‐2"だった。

 4バックの前は中盤はダイアモンド型にするが、2トップを中央におかず、両サイドに"ワイドトップ"として配置。両サイドハーフが中に絞るため、3ボランチの"4‐3‐3"のように見えるが、真ん中のMF小森飛絢(3年)が前に誰もいないトップ下としてゲームをコントロールする役割を担った。

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