【セルジオ越後】コーチに森保? 表情が冴えない西野新監督はひとりで戦うのが不安なのか

2018年04月12日 サッカーダイジェスト編集部

表情も冴えないというか、どこか硬かった

監督就任会見に臨んだ西野。いろいろしゃべっていたけど、具体的な中身に乏しかったね。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ハリルの解任会見から3日後の4月12日、新たに日本代表の監督に就任した西野の会見が開かれたね。
 
 いろいろとしゃべっていたけど、ただ具体的な中身に乏しかったね。表情も冴えないというか、どこか硬い。こちらが「大丈夫か」と心配になるほどでもあった。
 
 もっと爽やかにしゃべってほしかったかな。笑いを誘うようなジョークを飛ばしてもよかった。もちろん、彼のキャラクターにそぐわないかもしれないけど、来るべきワールドカップに向けて、これから再出発をしようとしているのに、期待もされているはずなのに、全体的にどこか暗いトーンの記者会見だった。
 
 少なくとも僕には、「よし、やってやるぞ」という強い意気込みが伝わってこなかった。笑顔を見せればいいというわけではないけど、笑顔がほとんど見られなかったのは、"笑えない理由"でもあるのかな。
 
 話す内容も、同じようなことの繰り返し。もっとも、明確なビジョンを示すのは難しかったのかもしれない。ちゃんと準備されて監督に就任したわけではなく、ある意味、急なタイミングでオファーされたわけだからね。「さて、これからどうしようか」というのが本音なんじゃないかな。
 
 前政権について、「(ハリルホジッチ)監督はかなり高いレベルで求めていると感じていた」と振り返っていた。それに選手たちが完璧に応えられたかといえば、そうではなかったと西野は考えていたみたいだね。
 
 大なり小なりそういった摩擦が繰り返されて、ハリルジャパンは徐々に崩壊していったのかもしれない。雰囲気も決して良くなかったはずだ。
 
 それだけに、まずはチームとして前向きになることが必要だと思う。ワールドカップまでの間に、あるいは本大会で西野が選手たちに何を要求するのか。そこは期待したいね。

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