コウチーニョ入団会見全文「バルサでプレーするのが僕の夢。迷いはいっさいなかった」

2018年01月09日 山本美智子

ネイマールの存在を忘れさせるためでなく…。

8日、バルサの入団会見に臨んだコウチーニョ。終始落ち着いた様子で記者の質問に応じていた。(C)Rafa HUERTA

 現地時間1月8日午後、バルセロナでフィリッペ・コウチーニョの入団会見が行なわれ、長い交渉期間を経てリバプールからやって来た25歳のクラック(名手)は、終始落ち着いた様子で質問に応じていた。ここではそのすべてを紹介する。

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――バルサの選手になった感想は?

「とても幸せだし、すごく満足している。夢がかなった。僕がここにいるのは、たくさんの人々のおかげだ。まず神様、そして僕とどんな時も常に一緒にいてくれる両親、妻、娘、それからバルセロナの会長やフロントの方々。彼らが辛抱強く交渉してくれたことに感謝している。リバプールにも感謝している。5年間を過ごしたクラブのみんなは、僕を引き留めようと努力してくれたし、最後はこの移籍が僕の夢だということを理解してくれた。感謝しているのは、5年間を過ごしたリバプールのファンにもだ。僕は家族とともに新しいホームに来られて、とても幸せだよ」

――昨日新しいチームメイトの試合を見て、今日は練習場などを訪れたと思うが、バルサの選手としての最初の時間をどう過ごしているか?

「うん、昨日の試合(18節のレバンテ戦)はホテルのテレビで見た。今日は練習場に行って、何人かの選手と挨拶をかわし、練習する場所や食事をするところなどを教えてもらった。早くここでスタートしたい気持ちでいっぱいだよ」

――あなたは近年最高の選手と言われるふたり、ネイマールとリオネル・メッシとともにプレーする幸運を手にしたことになる。フットボーラーとしての彼らを比較してほしい。

「この僕が改めて言うまでもなく、どちらも最高に素晴らしい選手だ。ネイマールとは代表で一緒にプレーしている。僕らは幼い頃から友達だ。メッシのことはこれから知るわけだけど、彼はとても偉大な選手。僕にとって、メッシの隣でプレーできるのは最高の名誉。他の偉大な選手と一緒にプレーできるのと同様にね。メッシとネイマールはふたりともクラックだし、彼らとともに過ごせるのは、本当に素晴らしいことだよ」

――バルサのファンにネイマールの存在を忘れさせることができるか。

「僕らは異なる選手。ネイマールはいま言ったとおり偉大な選手だが、僕らの性格は違う。僕は彼の存在を忘れさせるためではなく、自分の居場所を探すためにここに来た」
 

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