【J1採点&寸評】仙台2-2横浜|4得点すべてセットプレーから。仙台は23本のシュートも勝ちきれず

2017年11月27日 小林健志

仙台――決定力不足が響き勝点2を失う。

【警告】仙台=増嶋竜也(60分)、大岩一貴(86分) 横浜=ミロシュ・デゲネク(45分)、山中亮輔(62分)、天野純(73分)、喜田拓也(74分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】石原直樹(仙台)

[J1リーグ33節]仙台2-2横浜/11月26日(日)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 6

23本のシュートを放ち、ボールも圧倒的に支配。前半のうちに逆転に成功しながら、後半の決定力不足が響いてドローに。いい試合をしながら勝ちきれない、まさしく今シーズンを象徴する展開だった。

【仙台|採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 5.5

2失点とも責められない内容ではあったが、流れの悪い時間帯に味方の選手をどう動かすかは今後の課題だ。

DF
4 蜂須賀孝治 6

縦への鋭い突破からクロスで決定機を作ったものの、みずから内に切り込んでシュートを撃つ場面がもう少しあっても。

13 平岡康裕 6
セットプレーの競り合いで圧倒的な強さを見せ、2ゴールに絡んだ。オウンゴールで勝点2を失う形になってしまったのが残念。

27 大岩一貴 6.5
CKのこぼれ球を混戦の中で落ち着いて決めるなどチームに貢献。守備でも相手のカウンター攻撃を再三ストップした。

50 増嶋竜也 6
ビルドアップの起点となるパスが冴え、守備でもベテランらしい落ち着きを披露。大きなミスはなく、最終ラインで存在感を放った。

MF
7 奥埜博亮 6

身体を張った守備でチームに貢献。決定機にも絡みシュートも3本放ったが、いずれもゴールにはつながらなかった。

18 三田啓貴 6
自身のプレースキックから2ゴール。長短を織り交ぜたパスでチームを巧みに操った。バイタルエリアに近づいたときのプレー精度をさらに高めたい。

29 古林将太 6(89分OUT)
前半から思い切りのいいプレーで積極果敢に敵ゴールに迫り、チャンスの山を築く。試合終盤はやや攻め疲れた印象も。

16 野津田岳人 5.5
相手守備陣の間に入り込み、推進力のあるドリブルで好機を演出したが、シュートは1本止まり。今後はミドルレンジからも積極的に狙いたい。

次ページ仙台――石原はチーム年間MVPに輝くのも納得できる出来。

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