【セルジオ越後の天国と地獄】貫録や意気込みが感じられなかった日本勢

2014年05月01日 週刊サッカーダイジェスト編集部

日本の3チームがベスト16に進出も手放しでは喜べない。

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※週刊サッカーダイジェスト5.13号(4月30日発売号)より

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 ACLで決勝トーナメントに進出するチームが決まったね。日本からはマリノス以外の3チーム、サンフレッチェ、セレッソ、フロンターレがベスト16に駒を進めた。
 
 東地区の力関係を見ると、浦項、FCソウルの韓国勢が首位通過を果たしているけど、やはり中国の広州恒大が頭ひとつ抜きん出ているかな。サプライズとしては、小野が所属するWSW(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)の1位通過があった。そうしたなかで、日本勢は最後の最後まで結果が分からず、3チームが辛うじて2位の座を掴むことができた。個人的な印象としては、ギリギリの突破だった。もちろん、決勝トーナメントに進めたのは喜ばしいけど、アジアにおけるJクラブの実力が如実に出た結果でもあるよね。
 
 希望としては、圧勝して、余裕の首位通過を決めてほしかった。せめて2チームぐらいが1位で突破してほしかった。そういった貫録とか、意気込みが感じられなかったのは残念でならないし、JリーグよりもKリーグのほうが、実力的には上と言わざるを得ないのかもしれない。
 
 手放しでは喜べないのが、正直なところだ。だからこそ、今後の戦いを見守っていきたいとも思う。アジアの頂点を目指して、少しでも上に進んで行ってほしいね。

次ページ気になるのはACLに対する関心の低さ。

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