【ACL採点&寸評】川崎 3-1 浦和|3ゴールに絡んだ小林悠に最高点。一方、「代表組」の守備陣に厳しい評価

2017年08月23日 サッカーダイジェスト編集部

川崎――高かった奈良の危機察知能力。

【警告】川崎=エウシーニョ(58分) 浦和=武藤(62分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

[ACL準々決勝]川崎 3-1 浦和/8月23日/等々力

【チーム採点・寸評】
川崎 7
「攻撃的に戦いたい」と鬼木監督が語っていた通り、試合開始からボールをキープし、浦和陣内に攻め込んだ。序盤こそ5バックを敷く相手に手を焼いたものの、33分に小林が先制点を決めると攻撃を加速させ、後半立ち上がりにはエウシーニョが加点。
 
 76分にはオフサイドかどうか微妙な判定ながら武藤に1点を返された。それでも85分には小林が大きな3点目――。2点のリードを持って第2戦のアウェー戦に臨む。

 
【採点・寸評】 
GK
1 チョン・ソンリョン 6
ピンチらしいピンチはなく、落ち着いてプレーしていた。76分に武藤にゴールを割られたが、1対1に持ち込まれただけに防ぎ切れない止むを得ない失点と言えるか……。
 
DF
3 奈良竜樹 7
ファウルにはなったものの23分には激しい寄せで興梠からボールを奪うなど、浦和のカウンターを阻止。高い危機察知能力を最後まで発揮。
 
5 谷口彰悟 6
スピード勝負に持ち込まれる前に身体を当ててボールを回収した。後半に一度、駒井に抜かれたシーンは合ったが、総じて安定していた。76分に武藤に裏を突かれてゴールを奪われたところは、改めて振り返ってはおきたい。
 
7 車屋紳太郎 6.5
バランスを見ながら、オーバーラップを仕掛けた。39分には小林のクロスをヘッドで合わせたものの、クロスバーを越えてしまった。
 
18 エウシーニョ 6.5
高い位置を保ち、右サイドから攻撃を活性化。50分には小林のシュートのこぼれ球に詰めて、貴重な追加点を奪った。
 
MF
10 大島僚太 6
相手のプレスを冷静にいなして、パス回しの起点となった。阿部、家長らとポジションを交換しながら前線に顔も出した。この日は黒子に徹した感じ。
 
MAN OF THE MATCH
11 小林 悠 7.5(86分OUT)
序盤から積極的にシュートを狙い、33分に喉から手が出るほど欲しかった先制点を鮮やかにマーク! 50分にはE・ネットのスルーパスに向け出して左足を振り抜き、エウシーニョのゴールにもつなげた。そして85分にはヘッドで3点目を奪取。勝利の立役者となった。

​​​​​​【ACL川崎3-1浦和 PHOTO】ホームの川崎が小林悠の活躍で浦和に先勝!
 

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