【CLモナコ×ユベントス|採点&寸評】イグアインやD・アウベスが躍動! 逸材エムバペも奮闘したが…

2017年05月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バルセロナを完封した相手の堅守を崩せず。

エムバペは2本の枠内シュートを放つなど躍動。サイドに流れてのチャンスメークも秀逸だった。(C)Getty Images

[チャンピオンズ・リーグ準決勝ファーストレグ]モナコ 0-2 ユベントス/5月3日/ルイⅡ世
 
【モナコ|採点&寸評】
チーム
ホームでの第1レグで痛恨の敗戦。試合巧者のユベントスを慌てさせたのは立て続けに決定機を作った序盤くらいで、その後は攻めあぐねる時間帯がほとんどだった。ファルカオとエムバペの2トップは奮闘したものの、B・シウバとルマールが封殺されたこともあり、準々決勝でバルセロナを完封した相手の堅守は最後まで崩し切れなかった。
 
監督 レオナルド・ジャルディム 4.5
2点のリードを許した67分のジェルマン投入し、3トップに変更。しかしこれが機能せず、好調だった攻撃陣の停滞を招いた。
 
GK
ダニエル・スバシッチ 6
パンチングとキャッチングの判断が的確で、ミスらしいミスは皆無。54分にはマルキージオとの1対1を好セーブで凌いだ。失点はいずれもイグアインのシュートを褒めるべきで、この守護神に非はなかった。
 
DF
ナビル・ディラール 6.5
本職がウイングとあって、高い攻撃性能を発揮。ボールを持てば積極的に縦に仕掛け、エムバペの決定機を演出した16分をはじめ、鋭い弾道のクロスでチャンスを何度も作り出した。
 
18 カミル・グリク 5.5
致命的なミスはなかったとはいえ、D・アウベスへのアシストを許した1失点目の場面をはじめ対応が遅れる場面も。空中戦では強さを発揮した。
 
ジェメルソン 5
イグアインとの1対1で後手に回り、クオリティー不足を露呈。マークを見失い、背後を取られるシーンが散見された。
 
19 ジブリル・シディベ 5
キックオフ直前に欠場が決まったメンディに代わって、急遽左SBで先発。精力的に上下動を繰り返したが、利き足ではない左足のクロスは精度を欠いた。対峙したD・アウベスに見劣りした印象が否めない。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページファルカオは気迫溢れるプレーでチームに活力を。

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