【日本1-1豪州|採点&寸評】不調の香川を最後まで起用したのは疑問。先制した前半は理想的だったが…

2016年10月11日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

吉田が対人で強さを発揮。西川のハイボール処理も安定していた。

【警告】日本=槙野(87分) オーストラリア=マッガワン(40分)、ルオンゴ(45+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】原口元気(日本)

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]オーストラリア1-1日本/10月11日/ドッグランズスタジアム

【日本代表・総評】

 
 開始5分、中盤でのカットから素早く原口につなぎ、貴重な先制点をゲット。リードを得ても主導権は相手にあったが、サイドに追い込んでボールを奪うなど、組織的な守備で対抗した。
 
 1-0で迎えた後半は、原口のファウルでPKを献上し、同点とされる。主導権も握られたままで苦しい時間帯が続くなか、相手の猛攻をなんとか耐え抜く。勝ち切れなかったが、敵地で勝点1を取れたのは悪くない結果だ。
 
【個人採点・寸評】
[GK]
12 西川周作 6
13分の右から入れられた際どいボールも難なくキャッチ。安定したクロス対応でゴールを死守した。ピンポイントのパスも見事だったが、ど真ん中に蹴りこまれたPKは防げず。
 
[DF]
21 酒井高徳 6
パスミスもあったが、前線へのつなぎやボールを引き出す動きで右サイドの攻撃を活性化。素早い攻守の切り替えでも相手を手こずらせた。
 
22 吉田麻也 6
対人で強さを発揮。入ってくる相手を見ながら、思い切ったボールホルダーへのチャレンジも。カバーリングも的確で、ロングボールも効果的だった。
 
6 森重真人 5.5
いくつかパスミスもあったが、その他は特に問題はなし。サイズの大きな相手に対しても簡単には負けず懸命にピンチを潰した。
 
20 槙野智章 5.5
この日は左SBで出場。あっさりと空中戦に負けたり、かわされたりと、1対1で厳しさが足りなかった。攻撃面はシンプルにパスを出した。

次ページ精力的に中盤を動き回った山口。長谷部の危機管理能力は冴えていた。

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