W杯最終予選に臨む日本代表メンバーの近況レポート|国内組編

2016年08月26日 サッカーダイジェスト編集部

FW・MF――Jリーグの連続得点記録にあとひとつに迫った小林は好調をキープ

Jリーグ記録にあとひとつに迫る7試合連続ゴールをマークした小林。好調の川崎を牽引するひとりだ。(C) SOCCER DIGEST

 ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦(9月1日)、タイ戦(同6日)に臨む日本代表メンバー24名が発表された。負けられないスタートの2試合だが、招集された選手たちの直近のパフォーマンスはいかなるものか。Jリーグもいよいよ佳境を迎える国内組の近況を見ていく。
 
――◆――◆――
 
小林 悠(川崎/FW
 
今季成績(J1)
25試合・13得点(26試合終了時)
 
 第2ステージ・8節の鳥栖戦で、連続ゴールが「7」でストップ。あとひとつに迫っていたJリーグ記録には届かなかった。しかし、その後も好調をキープ。首位攻防戦となった9節の浦和戦では先制点の起点となり、アクロバティックなシュートを放つなどキレのある動きを見せた。本田、宇佐美らライバルは強力だが、巡ってくるであろうチャンスを活かしたい。
 
 
柏木陽介(浦和/MF
 
今季成績(J1)
26試合・4得点(26試合終了時)
 
 最近は大宮戦での直接FK弾をはじめ、セットプレーから数多くのチャンスを作っている。また、先週の川崎戦後のオフには被災地の熊本を訪問。かなりのハードスケジュールになったものの子ども達らと触れ合い、「そのすべてが俺の力になる」と逆にパワーをもらってきたようだ。
 
 常にミスは少なく、浦和の攻撃をまさに司っている存在。ただ一方で、自陣のバイタルエリア付近の守備面では不安を抱え、何度かそこを使われて失点を喫している。本人は「最終予選は厳しい戦いが続きますが、アイデアのあるパスでゴールを演出できるようなプレーをお見せし、チームの勝利に貢献したいと思います」と抱負を語っている。
 
 
山口 蛍(C大阪/MF
 
今季成績(J2)
10試合・1得点(30節終了時)
 
ネーム)
 21節の熊本戦でJリーグ復帰を果たすと、以降の全試合にフル出場。チームの不調に引っ張られ、真骨頂のダイナミックな動きを見せられないゲームもあったが、28節の山口戦では華麗なヒールショットでネットを揺らした。状態は徐々に上向いている。古巣への帰還に厳しい発言をしていたハリルホジッチ監督も、メンバー発表会見では「あそこまでしっかりボールを奪える選手はなかなかいない」と評価。3月のワールドカップ・アジア2次予選以来の代表入りとなった。
 
 
大島僚太(川崎/MF
 
今季成績(J1)
18試合・2得点(26試合終了時)
 
 リオ五輪ではグループリーグの全試合で得点に絡むなど、出色のパフォーマンスを披露。「(オリンピック)を良い大会にした選手がいる」とのハリルホジッチ監督の言葉通り、6月のキリンカップに続いてメンバー入りを果たした。ブラジルからの凱旋試合となった第2ステージ・9節の浦和戦では、数日前にインフルエンザに罹った影響で万全な状態ではなかったとはいえ、2ゴールに関与。UAE戦、タイ戦ではA代表初キャップを目指す。
 

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